<子どもの未来>天才小学生数学者の“その後”

 「子どもの未来」をあらゆる角度から深堀りするTOKYO MX NEWSの特集コーナーです。今回は、以前にも放送した孫正義育英財団に再び注目します。ソフトバンクグループの孫正義社長が設立したこの財団は若き才能を支援するため、海外留学などの費用を孫社長のポケットマネーで全額補助し、返済義務もありません。7月に放送した“天才小学生数学者”の“その後”を取材しました。 12月20日、財団の報告会が開かれました。孫社長の視線の先にいるのは、将来の日本を背負う研究者たちです。 一角のテーブルにはまだあどけない表情の子どもたちが集まっていました。大好きなおすしを頬張っているのは2019年に3期生として財団に入った小学6年生の高橋洋翔君(12)です。高橋君は合格率わずか5.7%の数学検定1級に、当時史上最年少で合格した若き天才数学者です。高橋君は3人兄弟の長男で、次男の海翔君(8)は数学検定準1級、三男の湊翔君(6)も数学検定8級に合格するなど、3人はまさに「数学兄弟」です。 高橋君は現在、代数幾何学の世界的権威・学習院大学の飯高茂名誉教授との共同研究に精を出しています。高橋君の研究テーマは「スーパー双子素数やウルトラ三つ子素数の個数の予想近似式」です。その一方、6年生の高橋君は受験勉強も取り組んでいて、都内の難関中学への進学を目指し、数学以外も勉強中です。高橋君は「周りの人から刺激を受けて数学のほかの分野研究も進めていきたいし、数論についてももっと深く研究していきたい」と中学入学後の目標を語りました。 さらなる高みを目指し、高橋君の探究は続きます。