座間9人殺害事件 白石被告に死刑判決「犯罪史上まれに見る悪質さ」

 神奈川・座間市で9人を殺害した罪などに問われている男の裁判で、死刑が言い渡されました。 この裁判は2017年8月から10月に神奈川・座間市のアパートで男女9人を殺害して現金を奪ったとして、無職の白石隆浩被告(30)が強盗殺人などの罪に問われているものです。 9月に初公判が行われて以来24回目の公判となった12月15日、白石被告はこれまでの公判と変わらず、緑の上下の服にマスク姿、黒縁眼鏡をかけ、髪が肩まで伸びた状態で法廷に姿を見せました。裁判が始まってからおよそ1時間半後、矢野直邦裁判長は死刑を言い渡しました。判決の中で裁判長は、争点となっていた被害者に殺害の承諾があったどうかについて「9人全員に承諾がなかったとする被告の供述は信用できる」と判断しました。そして「犯罪史上まれに見る悪質さだ。SNSが当たり前になった社会に大きな不安を与えた」と、白石被告の刑事責任能力を認め、強い言葉で指摘しました。判決を言い渡した後、裁判長が「聞こえましたか」と尋ねると、白石被告は「はい、聞こえました」とだけ答えました。 9人もの命が奪われた凄惨(せいさん)な事件は3年という歳月の中、白石被告への死刑判決でひとまず裁判が終わりました。