世相を表す「創作四字熟語」 今年も秀逸作品が続々

 今年もあと1週間余りとなりました。新語・流行語大賞で「3密」、今年の漢字で「密」が選ばれるなど、今年の世相を表すイベントが続いています。そして12月22日、住友生命が今年の世相を漢字4文字で表す「創作四字熟語」を発表しました。今年はどんな四字熟語が最優秀作品に選ばれたのでしょうか。 1990年から始まった「創作四字熟語」は今年で31回目を迎えました。過去の最優秀作品を振り返ってみると、去年は元号が変わってお祭りムードになったことから「国祭令和」(国際平和)が最優秀作品として選ばれました。2016年はリオデジャネイロ五輪・陸上男子400メートルリレーで日本が銀メダルを獲得したことから「四士奮銀」(獅子奮迅)が選ばれました。2013年には「バイトテロ」とも呼ばれた悪質行為のネット投稿が頻発したことから「凍庫写寝」(投稿写真)が、2006年はマンションの耐震強度偽装問題から「住人怒色」(十人十色)などの言葉が生まれました。また、中にはユニークなものが選ばれた年もあり、韓流ブームで「冬のソナタ」が大ヒットした2004年は「様」という漢字を4つ並べて「様様様様」(ヨン様)と読ませる、まさに創作という作品もありました。1990年の第1回の最優秀作品は、東西ドイツの統合で「異旗統合」(意気投合)でした。 今年は2万2377作品の応募があり、優秀作品に選ばれた9作品のうち5つが「コロナ関連」の言葉となりました。コロナの早い収束を願った「収束渇望」(就職活動)、妖怪アマビエに願いを込めた「妖姿願霊」(容姿端麗)、マスクをすることを表した「全面口覆」(全面降伏)などが選ばれました。コロナ関連以外では、将棋の藤井聡太棋士が最年少で棋聖と王位の二冠を獲得したことを表した「王棋聖聡」(王位継承)、大ヒットした「鬼滅の刃」を表す「頻出鬼滅」(神出鬼没)などが選出されました。これらの優秀作品を抑えて最優秀とされたのが「医師奮診」(獅子奮迅)で、やはりコロナ関連の言葉が選ばれる結果となりました。