餅を詰まらせ窒息死 毎年起きる悲劇を防ぐために…

 東京消防庁によりますと、2021年元日から1月3日までの正月三が日だけで、餅を喉に詰まらせて救急搬送された人は東京都内だけで14人に上りました。そのうち3人が亡くなりました。毎年この時期になると多発してしまう「餅による窒息事故」について、知るべき予防法と対策をまとめました。 餅などを喉に詰まらせて救急搬送される事故は毎年発生していて、ここ数年ほとんど減っていないのが現状です。そして、事故に遭った人のうち65歳以上の高齢者が9割以上を占めています。高齢者は唾液の量が少ないことや飲み込む力が弱っていることから事故が多くなるということです。 餅による窒息事故を防ぐため、予防のポイントをまとめました。まず、食べる前の準備として切り餅もそのままのサイズで食べるのではなく、餅を小さく切って食べることが効果的です。食べる前に一度、飲み物やスープなどを飲んで喉を潤しておくことも大切です。食べる際はゆっくりとよくかんでから飲み込むことを心掛けましょう。 まずは予防することが大切ですが、万が一餅で喉を詰まらせてしまった場合の対処法も覚えておきたいものです。詰まらせてしまった人がする“サイン”があるといいます。首元に手を回す「チョークサイン」をしたら要注意です。119番通報をして、直ちに餅を取り除く必要があります。 次に、餅を取り除く方法を見ていきます。まずやってほしいのが、本人に意識があれば無理やりにでも「せきをさせる」ことを促しましょう。ただ、せきもできない場合に行うのが「背部叩打法」です。背部叩打法を小さな子どもに行う場合には膝の上にうつぶせにしてたたきます。背部叩打法をはじめとしたさまざまな餅の除去方法は東京消防庁のホームページにも映像が公開されています。 事故はいつ起きるか分からないものです。日頃の予防ともしもの時の準備をしっかりしておきたいものです。餅を食べる時にもし高齢者や幼い子どもがいたら、本人はもちろんのこと周囲の人も注意しましょう。