竹下通り暴走事件で初公判 被告の男「殺意なかった」

 東京・原宿の竹下通りで2018年の元日、暴走した車に歩行者8人がはねられた事件の初公判が開かれました。被告は「殺意はなかった」と起訴内容を否認しました。 この裁判は2018年1月1日の未明、無職・日下部和博被告(23)が原宿の竹下通りを軽乗用車で暴走して男性8人を次々とはねて重軽傷を負わせたとして、殺人未遂などの罪に問われたものです。 2月18日に東京地裁で開かれた裁判員裁判で、日下部被告は「1人でも多くはねようと思ったのは事実だが、殺意はなかった」と述べ、起訴内容を否定しました。その上で、動機については「死刑囚が殺されることが許せず、支持している国民を狙った」と述べました。 日下部被告は精神状態を調べるための鑑定留置の後に「刑事責任能力を問える」として起訴されましたが、弁護側は「統合失調症の影響下で事件を起こし、心神喪失状態だった」として争う姿勢を示しました。一方、検察側は冒頭陳述で「被告が2018年の夏ごろから無差別殺人の準備をしていた」と指摘した上で「8人全員への殺意があり、完全責任能力があった」と主張しました。