コロナ禍で相次ぐ中止 赤十字“医療への影響懸念”

 新型コロナの影響は別の医療の現場にも影を落としています。入院患者の日々の治療や交通事故による緊急手術など様々な場面で血液を必要していますが、集める為の献血会場がコロナによる影響で中止となっています。そのため現在、血液センターでは過去に献血を行った人に対し電話で直接献血を呼び掛けています。一体なぜ電話をしてまで献血を呼び掛けているのでしょうか。 東京都赤十字血液センター・乙訓高一事業推進一副部長は「コロナ禍で非常に団体での献血が減少していると、予定をしていた献血会場が中止になっている」と話しています。去年4月から先月までの東京都の集団献血の中止状況を表したグラフです。ほとんどの月で3割以上の集団献血が中止になっていることが分かりました。テレワークやオンライン授業の推進によって会社や学校などの献血会場が軒並み中止となっているため献血する人の数が減っていることが分かります。さらに、献血を呼びかけ続ける理由がもう1つあります。 それは献血で集めた血液は21日間しか保存できないことです。今は十分に在庫があっても3週間先には全て使えなくなってしまいます。継続的な血液確保の為、様々な取り組みが行われています。都庁で行われていたのは都庁の職員による献血です。東京都では元々、年に6日間の都庁職員向けの献血を行っていましたが、今年はその日程を増やしました。これにより昨年370人だった都庁職員の献血者数が500人にまで増加したといいます。 さらにこちらは『ある敷地』の中に建てれた仮設の献血スペース。続々と人が集まっていきます。実はこの献血スペースがあるのは神社の敷地の中。参拝客に「参拝ついでの献血」を呼び掛けていました。献血した人は「(献血を)やっているのを偶然歩いてるときに見て、妻と歩いてたんですけど2人で『後で行くかー』とそのくらいの理由ですね」などの声が聞こえてきました。 医療を支える為に今後も大切な血液の確保する必要があり、引き続き幅広く多くの皆様方のご協力をお願いしています。