非常時こそ食事 プロが教える「非常食」の備え方(前編)

 東日本大震災から10年を迎える中、防災は日頃からの備えが重要です。今回は「非常時こそ食事が大切」ということで、防災のプロ「備え・防災アドバイザー」の高荷智也さんに非常食の備え方を聞きました。 非常食の備えはできているでしょうか。高荷さんによると、非常食は4種類に分類できるそうです。避難時に食べる「行動食」、避難所や車中泊などで食べる「避難食」、停電や断水などインフラが復活しない中での生活に備える「短期備蓄」、流通が停止して本格的な食糧危機に備える「長期備蓄」です。備える目安は行動食が1日分程度、避難食は行動食と合わせて3日分、短期備蓄は行動食、避難食と合わせて1週間程度です。長期備蓄は可能な範囲で用意しましょう。 行動食は通勤用のかばんなどに入れて毎日持ち歩けるものがいいでしょう。ブロックタイプの栄養補助食品やビスケットサンドなどをイメージしますが、粉からできたものは衝撃に弱く、持ち歩いているうちにボロボロになってしまいがちです。そこでお薦めなのが「ようかん」です。ようかんは持ち歩いている際の振動や衝撃にも強く、カロリーも高い、そして夏場でもチョコレートのように溶けてしまうこともなく熱にも強いといいこと尽くしです。通勤時間が長い人など、帰宅困難者になる恐れのある人は行動食を多めに用意しましょう。 後半では「避難食」、食料の「備蓄のアイデア」を詳しくお伝えします。