SHOWROOM前田氏も駆使する「メモ」。その威力を存分に発揮するためにしたいこと

SHOWROOM前田氏も駆使する「メモ」。その威力を存分に発揮するためにしたいこと

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 数年に一度、「メモブーム」というものが到来する。数年前には「方眼ノート」を使ったメモの本が流行り、最近では、SHOWROOMの前田裕二さんの「メモの魔力」などの本の登場で、メモブームが再発している。

◆メモ帳よりもメモ欄のある手帳を持とう

 レオナルド・ダビンチやエジソンがメモ魔だったように、どんな天才でも記録と思考のためにメモを活用していた。メモをすることには様々な効果があることを、なんとなくわかっている人は多いが、それを習慣化させられなかったり、習慣化できているとしても、表面的な方法だけを真似して、本来のメモの効果を科学的に十分に発揮できていない人をよく見る。

 今回は、心理学を使った戦略的なメモを習慣化させる方法や、効果的なやり方について解説する。

 普段、議事録を取る以外で考えたことや日常の出来事をメモをする人はどれくらいいるだろうか?

 そもそも、メモを書き込むツールとして紙の手帳があり、予定を書き込む作業の延長線上にメモをする行為があった。しかし、最近では多くの人がgoogleカレンダーのような予定を管理することに特化したデジタルツールを使う人が多くなり、予定のなかにメモをするという行為は追加作業となってしまったため、心理的負荷が大きくなった。

 また、紙の手帳のメモ欄が空白だと、物足りなさや何かしらで埋めないといけない心理作用が働いて、能動的にメモ欄を埋めるようになる。過去のメモ欄で空白なのが意図せず目に入り、「メモができていない」と、気づかせる効果もある。googleカレンダーを使っていると、埋めるべき空白が見えていないため、心理作用が働かない。とにかく、紙の手帳はメモを能動的にさせる仕組みができていたのだ。

◆「空白を埋める」心理を利用する

 メモをする習慣を身につけるには、メモ欄のある紙の手帳を使うのがもっとも効果的だ。そうすることで、空白を埋めるという心理作用の面や、予定を管理するという日常の延長線上にメモをするという行為が生まれるため、習慣化しやすい。

 どうしても、googleカレンダーのようなデジタルツールを使いたいという人は、googleカレンダーと連携している手書き手帳アプリ(少し前まで全然無かったが、最近は種類が充実している)を使うか、別でメモ帳を準備するか、手書きメモアプリを使ってタイトルを日付にしてメモを毎日取ることをオススメする。

 ただ、デジタルツールだとメモを習慣化させるには、紙の手帳を使う以上に精神力が必要だ。

 私は以前、メモの習慣を作るために仕事上デジタルカレンダーでスケジュールを管理する必要があったが、メモを習慣化させるために紙の手帳も使っていた。左側がスケジュール管理で右側がメモ欄の一日1ページの手帳を半年間使っていた。

 やはり、メモ欄に空白の日があると、「サボっている」と明確にわかるため、自分に対してプレッシャーを与えることができた。メモの習慣がついてきた頃に、iPhoneやiPadでスタイラスペンを使って手書きでメモをするようにステップを踏んだ。現在もその習慣は続いている。

◆メモの効果を最大限高める方法

 前出のように筆者が『手書き』にこだわっているのには理由がある。それは、記憶への定着化がよかったり、書きながら思考が始まるからだ。

 キーボードで文字を打つことに比べて、手書きで文字を書くほうが、圧倒的に脳が活性化する。キーボードで文字を打つことは、脳をサボらせているのと同じなのだ。いいアイディアが思いつきずらかったり、新しい知識を吸収しにくくなるという研究結果がある。

 筆者が新卒で入社した会社はIT企業であるにも関わらず、議事録を取るときに手書きを強制させられていた。手書きではすべてをメモすることは間に合わないので、話の整理や重要な情報の取捨選択をする能力を身につけることができた。

 このように、キーボードでは聞いた情報をメモするだけだったが、メモを手書きですることで、情報をインプットをしながら整理してアウトプットをするという、インプットとアウトプットを両方同時にやるので、思考力のトレーニングや記憶への定着化につながるのだ。

◆青色のペンを使って集中力を上げる

 もし、紙のメモ帳を持ちたくない人は、タブレットでスタイラスを使ってメモをしてもよい。

 ノルウェー科学技術大学の研究で、紙に手書きで書くのと、タブレットにスタイラスペンを使って書くのでは、脳の働きは同じということがわかっているので、どこでもメモが参照・編集できるという点では、タブレットを使うのもオススメだ。とにかく、メモをする時は、手書きにこだわってほしい。

 また、メモをするときに使うペンは、青いペンをオススメする。青色は人をリラックスさせて集中力を高める効果がある。

 このように、メモをするにしても、その効果を高める方法は、様々な形で研究されている。せっかくメモを習慣化するのであれば、メモに関する研究データを集めて、効果を最大化させる方法で実践していただきたい。

【参考資料】

『Only Three Fingers Write, but the Whole Brain Works: A High-Density EEG Study Showing Advantages of Drawing Over Typing for Learning』Audrey L. H. van der Meer and F. R. (Ruud) van der Weel

【山本マサヤ】

心理戦略コンサルタント。MENSA会員。心理学を使って「人・企業の可能性を広げる」ためのコンサルティングやセミナーを各所で開催。これまで数百人に対して仕事やプライベートで使える心理学のテクニックについてレクチャーしてきた。また、メンタリズムという心理学とマジックを融合した心理誘導や読心術のエンターテインメントショーも行う。クラウドワークスの「トップランナー100人」、Amebaが認定する芸能人・著名インフルエンサー100人に選出。●公式ホームページ ●Twitter:@3m_masaya ●Instagram:@masaya_mentalist

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