女性の約半数が「夫の家事育児に不満」。「本当に何もやらない、ストレスの限界で離婚したい」

女性の約半数が「夫の家事育児に不満」。「本当に何もやらない、ストレスの限界で離婚したい」

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◆既婚女性に夫の家事・育児に関する調査を実施

 人材派遣業のビースタイルは1月6日、「夫の家事・育児」に関する調査結果を発表した。調査は昨年11月13日〜22日にかけて実施、ビースタイルや同社が運営する求人媒体「しゅふJOBパート」に登録する女性725人から回答を得た。

◆年代が上がるほど、夫への不満度が高まる

 「2019年を振り返って、夫は家事・育児に十分取り組んでいたと思うか?」と聞くと、「家事・育児を十分行っていて満足」と答えた人は、19.3%にとどまった。

 対して「不満」(「少しは行っていたが不満」「全く行っておらず不満」の合計)と答えた人は52.5%に上った。約半数の女性が、夫の家事・育児への関わり方に不満を感じていることが分かった。

 夫の家事・育児への満足度について直近3年の回答を比較したところ、「家事・育児を少しは行っていたが不満」が増加している。同回答は、2017年には33.2%だったが、2019年には38.5%に上昇した。

 回答を女性の年代別に比較すると、「家事・育児を十分行っていて満足」は「30代以下」では29.6%だが、「40代」では18.2%、「50代以上」では14.8%と、年代が上がるにつれて「満足度」は下がっている。

◆内心は不満。でも収入差を考えて諦める女性も

 夫の家事・育児スタンスに「不満」と回答した女性からは、以下のようなコメントが寄せられている。

「今さら言っても何も変わらないので、もう言う気もない」(40代:派遣社員)

「主人にとってこの家は下宿先です。掃除がしてある家、洗われて片付けられている洗濯物、温かいご飯が用意してあり、お風呂はいつでも入れるようになっています」(40代:パート・アルバイト)

「本当に全くやらない人なので、こちらのストレスが限界を超え離婚を考えます」(40代:パート・アルバイト)

 多くは夫への恨みにも聞こえる投稿だ。家事と育児に非協力的な態度をとり続けると、このように妻から愛想を尽かされてしまうことも……。また内心では夫へ不満を感じつつも、夫婦の収入差を考えて「仕方がない」と諦めている女性もいる。

「(夫が家事・育児を)やらないことで仕事に専念でき、かつ収入に貢献するのであれば良いと割り切るしかない」(50代:派遣社員)

「これから先私がどう頑張っても稼ぐことができない額を稼いでいるので、文句を言う立場にないと思っている」(40代:派遣社員)

 また、「夫が家事育児を手伝うイコールいい父親、いい夫という世の中の動きには少し疑問を感じている。様々な形があるのにそれを推している風潮には違和感がある」(40代:パート/アルバイト)というふうに、イクメン、カジメンをもてはやす社会に苦言を呈する女性もいた。

 一方で「満足」と回答した女性からは、「妻の弁当も作ってくれて、本当に有難い」(50代:派遣社員)、「妻が疲れていると、洗い物をしてくれたり助けられています」(40代:パート/アルバイト)といった声も寄せられている。

◆夫には「名もなき家事」の負担を知ってほしい

 引き続き既婚女性を対象に「夫が取り組んでいた家事育児」を質問すると、「ゴミ出し」(43.5%)が最も多かった。2位以降には、「買い物」(36.2%)、「掃除や片付け」(28.7%)、「料理」(21.0%)、「洗濯」(20.5%)が続いている。対して「子どもの歯磨き」(9.3%)、「自治体などの地域活動」(8.4%)、「子どもの寝かしつけ」(7.5%)など、育児や地域活動に関する項目を担当する男性は少ない。

 「夫が取り組んだ方が良いと思う家事と育児」を質問すると、「掃除や片付け」(41.6%)が最も多く、「名もなき家事全般」(35.2%)、「料理」(28.4%)が続いている。

 家事には、料理や洗濯、買い物のように明確に名前をつけられない「名もなき家事」が存在する。たとえば、シンクの三角コーナーを掃除する、ゴミ箱の袋を交換する、洗剤を補充するといった具合だ。日常的に家事に関わっていないと、これらのことに気がつかない。

 調査に協力した女性からは、

「夫が一定期間お休みを取り、主夫になってもらいました。名もなき家事の多さに驚いたと言っていました」(30代:正社員)

「日々の小さな家事を理解してほしい」(40代:派遣社員)

など、見えない家事の負担への理解を求める声が挙がっていた。

<文/薗部雄一>

【薗部雄一】

1歳の男の子を持つパパライター。妻の産後うつをきっかけに働き方を見直し、子育てや働き方をテーマにした記事を多数書いている。

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