30秒の超簡単な自己診断でわかる、パフォーマンス発揮できない人たちのある共通点

30秒の超簡単な自己診断でわかる、パフォーマンス発揮できない人たちのある共通点

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 筆者は自分や相手のモチベーションレベルを高める演習をしているが、それに先立てて、そもそも自分のモチベーションレベルを自分で見極めることを実施している。

◆自分のモチベーションを測る方法とは

 なにも難しいことを行うわけではない。10が高く、1が低い、10から1までのスケールのなかで、「自分のモチベーションレベルを10だと思ったら、10、5だと思ったら5というように記入」するだけだ。

 筆者は、スキル発揮の瞬発力を高める演習をしているので、この演習も30秒くらいで記入してもらう。すぐに記入してくれる人もいれば、悩み初めてなかなか記入できないまま30秒が経過してしまう人もいる。

 読者のなかにも、自分のモチベーションレベルをすぐにイメージできた人と、ここまでの記述を読んで、いったい自分のモチベーションレベルがどのレベルか、ピンとこなかった人もいるに違いない。

 自分のモチベーションレベルを記入できなかった人に聞いてみると、「何に対するモチベーションレベルか」「10の定義は何か、5の定義は何か」と、考え込んでしまったという。また、実際にそのような質問が出ることもある。

 実はこの演習、「何に対するモチベーションレベルか」と質問されても、本人以外の人には答えられない。演習のことで気持ちがいっぱいであれば演習についてのモチベーションレベルだろうし、残してきた仕事のことでいっぱいであれば仕事についてのモチベーションレベルというように、本人のみぞ知ることだ。

 また、この演習は自分や相手のモチベーションレベルを高めるための演習で、ほかの人と比べてモチベーションレベルが高いか低いかを相対評価する演習ではないので、10の定義、5の定義などは、あえて設けていない。

◆内面と外面、どちらに従うか

 従って、「自分のモチベーションレベルを10だと思ったら10、5だと思ったら5というように記入」する演習で、すぐに記入できる人は自分の内面を見つめることに慣れていて、内面の状況に従ってすぐに記入するという行動ができる人と言える。

 一方、すぐに記入できなかった人は、期待されている記入内容は「何に対するモチベーションレベルか」という、自分の外面から要求されていることが真っ先に気になる人で、要求内容を確認してから行動する人と言える。「10の定義は何か、5の定義は何か」ということが思い浮かぶ人は、自分の外面における規範は何かということを知ってから行動に移す人だ。

◆パフォーマンス発揮しやすいタイプはどちら?

 つまり、この演習を、すんなりと抵抗なく実施できるかどうかで、自分の内面のモチベーションに従って行動しやすい人か、自分の外面の要求や規範に従って行動しやすい人かという行動発揮のスタイルがわかる。

 どちらが良いかということを決めつけるつもりは毛頭ない。時代の要請、企業の目指す方向、一人一人の置かれた立場によって、行動発揮のスタイルは変わるし、内面に従うか、外面に従うかの比重もかわってくるだろう。

 ただし、言えることは、自分の内面に従って行動できる人は自分のモチベーションレベルを見極めやすく、モチベーションレベルを高めやすい。ひいてはスキル発揮しやすいということが演習結果からわかっている。スキル発揮しやすいということは、パフォーマンス発揮しやすいということだ。

 働き方が大きく変わる、未曽有の環境変化に直面している今日、新しい価値観を築く担い手も、自分の内面にある価値基準に従ってすぐに行動に移せる人だと思えてならないのだ。

◆キーワードで自分のモチベーションを確認

 質問:自分のモチベーションファクターをどのように見極めるか

 自分のモチベーションファクターが何なのか、どのように確かめればよいのでしょうか?

 回答:キーワードで見極める

 下の表右のモチベーションを見極めるキーワードのなかから、自分にとって大事だというものを8個選んで、最も大事なものから8点、7点、6点…3点、2点、1点と点数をつけていきます。6要素別に、点数を合計しますと、最も多い点数の要素が、自分のモチベーションファクターということになります。

【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第210回】

<取材・文/山口博>

【山口博】

(やまぐち・ひろし)

モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社新書)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社+α新書)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある

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