これが日本の入管の「拷問」だ。被収容者の心を蝕み自殺に追い込む悪辣な手口

入管の被収容者への拷問指摘 弁当に髪の毛やゴミが入っていたと証言も

記事まとめ

  • 入管の被収容者たちは、劣悪な環境の中に閉じ込められているという
  • 「自殺防止」と称して様々な物が禁じられているため、シャンプーを大量に飲む人も
  • 東京入管の食事は特に評判が悪く、異物が入っていても職員は悪びれる様子もないという

これが日本の入管の「拷問」だ。被収容者の心を蝕み自殺に追い込む悪辣な手口

これが日本の入管の「拷問」だ。被収容者の心を蝕み自殺に追い込む悪辣な手口

これが日本の入管の「拷問」だ。被収容者の心を蝕み自殺に追い込む悪辣な手口の画像

◆死にたくなった人は、どんな手段を探しても死のうとする

 入管の被収容者たちは、劣悪な環境の中に閉じ込められ、いつ解放されるかわからないストレスで心を蝕まれていきます。特に、難民として日本へ避難してきた人にとっては、入管の収容は二度目の迫害。なぜこんな目に合うのかが理解できません。

 入管は「自殺防止」と称してベルトや刃物、伸び縮みのするズボン、靴紐などをどんどん禁じていきます。それでも、死にたくなる人はどんな手段を探しても死のうとするのです。Aさんの場合は鉛筆削りを壊して、その刃物で体中を切りました。

「首は固くてなかなか切れませんね」と後で語ってくれて、背筋が寒くなるものがありました。他にもシャンプーを大量に飲んだ人や、CDを割って体を傷つける人などもいます。

 本当の自殺防止とは、こういうことではないのです。助かればまだいいのですが、本当に命を落としてしまう人もいます。そうなればもう取り返しがつきません。失った命はかえってこないのです。

拷問のような収容が、人の心を壊していく

 終わりの見えない長い収容。刑務所のように仕事ができるわけもなく、やることのない毎日を過ごします。病気になって独房に入れられたりすると特に拘禁症状が出て、記憶がなくなる人もいます。

 何度も面会している相手を忘れてしまい、しばらく思い出せないということがありました。真顔で「誰ですか?」と聞かれると、こちらとしてもすぐには理解ができず本当に怖くなります。これも、収容による強いストレスが原因です。一刻も早く、人間の心を壊す拷問のような収容はやめるべきです。

◆被収容者の弁当の中に異物が入っていても職員は無視

 東京入管の食事は特に評判が悪いです。作ってから時間の経った弁当がよく出されて、時には腐っていることもあるそうです。虫が入っていたり、複数の弁当に髪の毛が入っていたり、ゴミが入っていたりなどという証言は後を絶ちません。

 被収容者が職員に「異物が入っている」と報告して別の弁当に変えてもらうと、「あ、本当だ」と悪びれる様子もなく代わりの弁当を出す職員の態度には腹が立つそうです。

 「自分たち(被収容者)には常に厳しく、どんな些細なことでも怒られる」など、なんでも「ルールだ」と言われて窮屈な思いをしている。それなのに、職員たちに不備があった場合は、「ごめんね」の一言もないと怒っている人がいました。

 弁当がひどいのはその職員のせいではないかもしれませんが、普段から不満が募っている彼らにとっては辛いことです。それにしても、いったいどう作ったらそんなに異物が混入するのか、それが不思議でたまりません。

【ある日の入管 第7回】

<文・画/織田朝日>

【織田朝日】

おだあさひ●Twitter ID:@freeasahi。外国人支援団体「編む夢企画」主宰。『となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS』(旬報社)を11月1日に上梓

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