人気雑貨ブランド「SWIMMER(スイマー)」がいよいよ3年ぶりに復活!――気になる「販売店舗」や「商品展開」は?

人気雑貨ブランド「SWIMMER(スイマー)」がいよいよ3年ぶりに復活!――気になる「販売店舗」や「商品展開」は?

人気雑貨店「SWIMMER(スイマー)」の単独店舗(大阪市)。 2018年1月に全店閉店していたが、2020年10月での「ブランド復活」が発表された

 コロナ禍の影響もあり「セシルマクビー」や「アーノルドパーマー」など有名ブランドの終了が相次ぐなか、かつて女子中高生から絶大な支持を集めた人気ブランドがついに帰ってくる。

 2018年1月に販売を終了した人気雑貨ブランド「SWIMMER(スイマー)」の事業を譲り受けた「パティズ」(福島県会津若松市)が、10月26日からのスイマー商品販売再開を発表。約3年ぶりの販売再開を前に「販売店はどこ?」「昔みたいな商品が買えるの?」と気になっている人も多いのではないだろうか。

◆人気のカワイイ系雑貨店「スイマー」、2018年にブランド終了していたが…

 スイマーは渋谷区に本社を置く「白鳳」が展開していたオリジナル雑貨ブランドで、1987年に東京都目黒区代官山で誕生した。

 コンセプトは「ノスタルジックキューティ」で、店内や商品はシンボルの「りんご王子」をはじめとしたパステルカラーで可愛いキャラクターがあしらわれたものが中心。中高生が買えるような手ごろな価格帯の商品が多く、1990年前後のファンシー雑貨ブームを追い風に全国へと店舗網・販売店舗を拡大した。

 近年も「ゆめかわいい系」雑貨店の1つとして知られており、「パルコ」「ルミネ」「エキュート」などのファッションビルや駅ビルに出店。当初のメインターゲットだった女子中高生のみならず「青文字系」のファッションモデルやアイドルにも人気を集めていた。

 しかし、若者をメインターゲットとしていただけに「仕入れ価格の上昇」が大きな問題だったといい、お姉さんブランドとして誕生した「chocoholic」を含む全店舗を2018年1月末までに惜しまれつつ閉店。他社店舗での販売も含めブランド終了となった。

このまま消えてしまうかと思われたスイマーであったが、ブランド終了から1年半後の2019年6月に東日本でファンシー雑貨店を展開する「パティズ」が白鳳から事業譲受したことを発表。「ローカル雑貨店が有名ブランドを引き継ぐ」とあって、今後の展開が注目されていた。

◆スイマー、10月26日に「復活」!――年末までに全国の雑貨店でも販売

 パティズ社によると、「スイマー」商品の販売再開は2020年10月26日から。まずは同社直営の雑貨店(一部除く)での販売再開となる。

 ここで気になるのは、その「販売店舗」、そして「かつてと同じようなデザインでの商品展開となるのか?」であろう。

 実は、今回の販売再開までに「ブランド引き継ぎ」発表当初と変わった点がある。それはパティズの展開エリア――すなわち「スイマー商品の販売エリア」だ。

 同社は福島県に本社を置き、2020年2月時点では北海道・東北・北関東を中心とした郊外型ショッピングセンターに「PATTY’S」「Dear PATTY’S」「WIZ」といった屋号の雑貨店を116店舗展開していた。一方で、西日本には殆ど同社の店舗は立地していないほか、山手線の内側にも店舗が無いため(都心に近い店舗は錦糸町オリナスの「Dearパティズ錦糸町店」、イオン板橋店(旧板橋サティ)の「パティズ板橋店」など)、ブランド引き継ぎを発表した当初は「せっかく引き継ぐ企業が現れたのに近くにお店が無い」「スイマーなのに渋谷や原宿でも買えないかも知れないなんて…」という悲しみの声も聞かれていた。

 だが、その心配は杞憂となりそうだ。今年に入って以降、パティズは6月に福岡県発祥の国内最大手ファンシー雑貨チェーン「JVA」(本社:滋賀県長浜市)を引き継ぐ形で「JapanCreation(ジャパンクリエーション)」を設立。それにより10月にはこれまで店舗が少なかった都内と四国に「シューシュー板橋前野町店」「シューシュー高松店」を相次ぎ開業させており、これまで店舗網が少なかった地域での展開も期待できそうだ。

 さらに、当初は「将来的に検討する」としていた直営店以外の雑貨店においての販売についても、早くも今年11月から開始することを発表。これにより、年末までには全国の様々な雑貨店でスイマーの商品を見かけることができるようになるであろう。

◆スイマーのメインデザイナー「ひづめみか〜る氏」がディレクター就任

 さて、最も気になるのは「以前と同じようなデザインで、同じような商品を展開するのか?」ということだ。

 新生スイマーのディレクターは、1995年よりスイマーのメインデザイナーの1人として活躍していたひづめみか〜る氏。さらに、パティズのウェブサイトやSNSによると、かつての雰囲気そのままのペンケースやノート、トートバック、クッションなどが「イメージ」として掲載されており、デザイン・商品構成ともに「かつての雰囲気そのままでの復活」が期待できそうだ。

 1つ残念なのは、今のところ「スイマー単独店舗」の出店計画が無いということ。かつての「店内全部がスイマー」というあの雰囲気を味わうのは難しいかも知れない。

 このほか、パティズでは10月26日より実店舗以外に、同社のECショップ「パティズ楽天市場店」においてもスイマー商品の販売を開始することを発表している。

 「近所での販売が待ちきれない!」というスイマーファン、そして「もう世代じゃなくなったけど商品展開が気になる!」というかつてのスイマーファンは、そちらにアクセスしてみてはどうだろうか。

<取材・文・撮影/淡川雄太 若杉優貴(都市商業研究所)>

【都市商業研究所】

若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体『都市商業研究所』。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitterアカウントは「@toshouken」

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