コロナ禍のクリスマス、誰と何する? パートナーと過ごす人が6割超という結果に

コロナ禍のクリスマス、誰と何する? パートナーと過ごす人が6割超という結果に

(adobe stock)

 2020年も早いもので、恒例のクリスマスシーズンが目前に迫っている。今年は新型コロナウイルスという未曾有の事態に見舞われたことで、日常生活や価値観が一変する一年となった。

 まさに、誰も予想だにしなかった年末を迎えているのではないだろうか。

 そんな中、楽天インサイトは「クリスマスに関する調査」をインターネットで実施。全国の20〜69歳の男女1000人を対象に、コロナ禍でのクリスマスの過ごし方について聞いた。なお、本調査ではクリスマスを12月24日と25日に限らないものとしている。

 年末の一大イベントであるクリスマスは、例年であればカップルで過ごすのが定番となっている一方、新型コロナの影響でどのような意識の変化が見られたのだろうか。

◆コロナ禍のクリスマスは「身近な人と自宅で過ごす」

 まず、「今年のクリスマスを誰と過ごす予定か」という質問に対しては、最も多かったのが「パートナー(配偶者・恋人など)」(64.3%)で、昨年比より4.6ポイント上昇した。次いで「子ども・孫」(34.9%)、「親(義理を含む)」(11.8%)と続いた。

 今年のクリスマスの予定については「自宅でクリスマスランチやディナーを家族と食べる」(40.0%)と回答した人が最も多く、昨年最も多かった「特別な予定はない・いつもと変わらずに過ごす」(昨年41.2%、今年35.8%)を上回る結果となった。

 また、理想のクリスマスの過ごし方についても聞いたところ、「レストランなどで外食」(21.5%)、「イルミネーションなどのイベント・ショーを見に行く」(22.1%)、「ホテルや旅館に宿泊する」(17.3%)と回答する人が多かった。

 しかし実際にそのような予定を立てている人は、「レストラン」で7.4%、「イベント・ショー」で5.8%、「宿泊」で2.7%に留まっている。クリスマスには外食したりイベントに行ったりしたいと思っている人たちの多くが、今年はコロナウイルスの感染拡大で「自粛」を余儀なくされているようだ。

◆親へのクリスマスプレゼント予算額は大きく減少

 今年クリスマスプレゼントをあげる予定の相手については、昨年同様に「子ども・孫」(29.7%)が一番多く、「パートナー(配偶者・恋人など)」(29.0%)、「親(義理を含む)」(4.0%)の順となった。

 クリスマスプレゼントにおける1人あたりの予算金額は「子ども・孫」で「4,000円以上〜5,000円未満」(21.9%)が最多価格帯に。

 他方、「パートナー(配偶者・恋人など)」では「10,000円以上〜20,000円未満」(23.8%)が最も多く、平均予算額は13,255円(昨年比マイナス851円)に。「親(義理を含む)」においては、「3,000円以上〜4,000円未満」、「4,000円以上〜5,000円未満」、「5,000円以上〜7,500円未満」がいずれも17.5%で、平均予算額は昨年比マイナス3,582円の7,184円であった。

 「今年、パートナーからクリスマスプレゼントをもらう予定がある」と回答した人に、どんなプレゼントをもらいたいか聞いたところ、第1位は「アクセサリー」(16.7%)で、そのほか「衣類」(10.0%)、「食事(レストランなどの外食)」(7.0%)と続く結果に。

 また、男女でクリスマスプレゼントに対する意識に違いがあった。

 女性は「アクセサリーをもらいたい」と答えた人が26.0%と最も多かったのに対し、男性は「なんでもいい」と答えた人が30.6%に上り、男女でクリスマスプレゼントに対する意識の違いを感じさせる回答結果になった。

◆多様化するクリスマスケーキの購入先

 さらに、クリスマスといえばクリスマスケーキも外せないだろう。

 今年はクリスマスケーキを購入するかどうか聞いたところ、「購入する予定はない」と答えた人の割合が35.4%と最も多かったものの、昨年と比べると3.2ポイント減少した。

 クリスマスケーキを購入する場所(方法)を性年代別にみると、20代の女性は「洋菓子チェーン店」(26.9%)が一番多く「個人経営の洋菓子専門店」(24.4%)、「百貨店のオリジナルケーキ」(12.8%)、「手作りする(自分以外を含む)」(12.8%)と続いた。

 全体としては「個人経営の洋菓子専門店」や「洋菓子チェーン店」と回答する人が多く、年代や性別で大きな違いは見られなかった。

 一方で、20代〜40代の男性と20代の女性は「インターネット(オンライン)特化型洋菓子専門店」を選択した人の割合が「コンビニエンスストアのオリジナルケーキ」とほぼ同じだったことから、新たなクリスマスケーキの購入先として実店舗を持たないオンライン特化型の洋菓子専門店も徐々に注目度が高まっているのが伺い知れる結果となった。

◆ケーキを事前予約して購入する人は半数以上に

 今年のクリスマスケーキ購入予定者に「予約して購入するかどうか」を聞いたところ、「予約して購入する」と回答した人は55.9%で半数を超えた。

 新型コロナウイルス感染拡大が続く中、「三密」を避けつつも確実にケーキを受け取れる方法で注文することで、感染予防に努めている人が多いのかもしれない。

 こうした調査結果から見るに、新型コロナの影響で例年のようにクリスマスだからと外へ外出するのではなく、身内やカップルと「おうちクリスマス」を楽しむ需要が高まっていると考えられる。

 また、クリスマスならではのプレゼントやケーキも平均予算額の減少や消費需要の落ち込みが見られたものの、1年に一度のクリスマスを日々送るライフスタイルの中で楽しく過ごそうとする意識の表れも、調査の回答結果から感じられた。

 新型コロナへの不安や恐れから、どうしてもネガティブな感情を抱きやすいが、クリスマスシーズンだからこそちょっとした「非日常」を味わえるよう意識してみるといいかもしれない。

<文/古田島大介>

【古田島大介】

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている。

関連記事(外部サイト)