公式アカウントが“ネタツイート”で炎上…法務省は「若手の自由な発想」と弁明

法務省の公式アカウントが“ネタツイート”で炎上 「若手の自由な発想」と弁明も

記事まとめ

  • 法務省公式アカウントの1つである「ほうむSHOW」が3日、沢山の絵文字を用いツイート
  • 法務省は往年のアニメの予告を思わせる砕けた文体の“ネタツイート”を投稿した
  • 《#ウィシュマさんのビデオを全部開示してください》とのタグで抗議する声も上がった

公式アカウントが“ネタツイート”で炎上…法務省は「若手の自由な発想」と弁明

公式アカウントが“ネタツイート”で炎上…法務省は「若手の自由な発想」と弁明

公式アカウントが“ネタツイート”で炎上…法務省は「若手の自由な発想」と弁明の画像

《いっけなーい 待機待機 私、法務省。どこにでもいるごく普通の中央省庁 だけど中央省庁って霞ヶ関が最寄りっぽいのに法務省はそうじゃないよねとか言われちゃったもんだからもう大変 これからどうなっちゃうの〜 次回「赤レンガは桜田門駅出口すぐそば」 皆見てくれよな》(原文ママ)

8月13日午後9時ごろ、沢山の絵文字を用いてこうツイートしたのは法務省公式アカウントの1つである「ほうむSHOW」。法務省サイトによれば、7月26日から運用されたばかりの公式アカウントだ。

往年のアニメの予告を思わせる砕けた文体の“ネタツイート”を投稿した法務省。しかし、前日の12日は、法務省の外局である出入国在留管理庁の地方支分部局・名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が亡くなった問題で、施設内での彼女の様子を写した映像が遺族に開示された日だったーー。

「出入国在留管理庁が10日に公表した最終報告では、体調が悪化したウィシュマさんに対して、現場の職員だけで『医療機関での診察は必要ない』と判断するなど内規に違反した運用が行われていたことが判明しました」(全国紙記者)

各メディアによれば遺族へ開示された映像は、ウィシュマさんが亡くなるまでの約2週間を約2時間に編集したもの。映像には飲み物をこぼしたウィシュマさんに対して、職員が笑いながら「鼻から牛乳」と発言する様子などが記録されたという。

13日には学生を中心とした市民団体が、真相究明と再発防止を求めて5万人を超える署名を出入国在留管理庁幹部に手渡した。法務省への厳しい批判が飛び交う真っ只中で、冒頭のツイートをしたのだ。

そのためTwitterでは、《法務省のふざけたTwitterアカウント。ウィシュマさんに対する入管の蛮行と不誠実な態度が連日問われているのに、ああやってふざけられるところに倫理観の欠如と不誠実さが露呈している。心底うんざりする》などと批判が殺到。《#ウィシュマさんのビデオを全部開示してください》とのタグで抗議する声も上がっていた。

■若手の自由な発想で親しみやすい広報

そんななか14日午後、冒頭のツイートは突如削除されることに。果たして何を目的とした投稿だったのか。17日、法務省秘書課に本誌は話を聞いた。

ーーツイートの目的は?

「大元を申し上げると『ほうむSHOW編集局』というのが省内にありまして、“若手の自由な発想で親しみやすい広報をやろう”ということで有志が集まってできた編集局です。そのところで今申し上げた、自由な発想で親しみやすい広報をしたいということでTwitterをしていて、その一環として投稿したものです」

ーーこの文章は何を伝えようとしていたのか?

「前後のツイートで赤レンガの写真を載せたりして、『法務省ってこういう建物もあるんです』という広報もやっていまして。中央省庁っていうと霞ヶ関駅のイメージがあるんだけれども、法務省っていうのは霞ヶ関駅よりも桜田門駅に近くて、その桜田門駅を出ると赤レンガの建物があって、それが前のツイートとかに載せている建物なので『ぜひ、みんな見てくだい』という趣旨でツイートしたものと思います」

ーーなぜこのタイミング?

「編集局としては特段何かのタイミングということではなく、ツイートなので、ある程度定期的に投稿しないと読者が獲得できないのではないかというような思いがあって、何日かに一回定期的に更新していたようですけども、同じような感覚で更新したということです」

ーー削除したのはなぜ?

「『タイミングとして不適切である』という趣旨のご指摘を受けたことから削除したものです」

ーーどのような指摘を受けて判断?

「この法務省のTwitterのアカウントにリプライがついていくなかで、『タイミングとして不適切だ』との書き込みもありましたのでそうしたものを受けて削除したものです」

ーーそのような意見をどのように受け止めている?

「そういうご意見も踏まえて、今後、適切な情報発信のあり方について真摯に検討していきたいと思っています」

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