「誰も気づいてくれないのでは…」コロナ禍で孤立するシンママ妊婦の不安

「誰も気づいてくれないのでは…」コロナ禍で孤立するシンママ妊婦の不安

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千葉県柏市で起きた、“自宅療養中の妊娠8カ月妊婦が自宅出産、新生児死亡”の一件は、世に大きなショックを与えているーー。

柏市の女性はパートナーの有無などの詳細は不明ながら“独居”という発表をされており、報道を受けSNSなどで“うちは母子家庭だから心配になった”という声も上がった。

「コロナ禍で妊婦は孤立しがち、ひとり暮らしならなおさらだ」とは、NPO法人子育てネットワーク・ピッコロの小俣みどり理事長。

「最近よくあるのが、感染拡大防止のために妊婦さんが実家に帰れない、親を自宅に呼べないという相談ですが、パートナーがおらずひとりで生活している妊婦さんの場合は不安がさらに大きく、“何かあっても誰にも気づかれないのでは”と孤立感を深めています」

実際に小俣さんは、シングルマザーで妊婦の新型コロナ感染者の相談を受けたことがあるという。

「目の不自由な妊婦さんでした。中学生の男の子とふたり暮らしですが、感染して体調が悪く、目も見えない、子供にもうつしたくない、おなかの子も心配、それでも身近に手伝ってくれる人がいない、と。その方の場合、地域の行政に要望を伝えるお手伝いをしました」

ひとり親の支援活動をする一般社団法人祥鶴の荒井永理代表は、自宅療養が激増するコロナ禍での支援の難しさを、次のように話す。

「もともとひとり親同士でグループLINEなどで相談できるよう連携をしているのですが、コロナに感染してしまえば直接会うことはできませんから、自宅を訪問しても玄関脇にご飯を置くくらいしかできないでしょうね。相談を受けている方で陽性になった方は現在までいませんが、今後、柏市のようなケースが起こらぬよう感染予防を呼びかけながら支援を続けていくしかないと考えています」

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