大阪・北新地ビル火災で24人が死亡…目撃者が語った阿鼻叫喚の現場

大阪・北新地ビル火災で24人が死亡…目撃者が語った阿鼻叫喚の現場

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12月17日午前10時20分ごろ、大阪市北区曽根崎新地の8階建てビルで、火災が発生した。ビルは、大阪屈指の繁華街「北新地」の一角に位置している。

「大阪市消防局によれば、発生直後『4階部分が燃えている』と通行人らから119番通報がありました。この時点で、27人が心肺停止の状態でした。大阪府警は17日21時の時点で、男性14人と女性10人の計24人の死亡を確認しています。

火災が発生した4階には、心療内科などの医院『西梅田 こころとからだのクリニック』が入居していました。クリニックでは、患者の職場復帰をサポートするプログラムが予定されていたそうで、多くの人が集まっていたようです」(府警担当記者)

火災が起きたこのビルには、ほかに紳士服屋や英会話スクール、エステサロンが入居していた。なんと、芸能人にも影響が出てしまっていた。

「3階に、歌手のmisonoさん(37)がプロデュースしているエステ店が入っていたんです。このエステ店の経営はお母さんが手がけていて、京都の店舗に続く2店舗目として、misonoさんや姉の倖田來未(39)さんが、熱心に宣伝を手伝っていました。幸い、火災発生当時に店にいたスタッフは全員無事だったそうです」(スポーツ紙記者)

火災が起きたとき、真横のビルにいた男性は、緊迫した様子を振り返る。

「コーヒーを飲んでいたら、店員さんが『隣のビルが火事です、みなさん避難してください』と言うので、店を出ようとしたら、消防車がどんどん駆けつけてきました。あっという間に、消防車と救急車で、目の前の道路がいっぱいになって、周辺はものすごい焦げた臭いが立ちこめていて……。

ちょっとしたボヤなら数台でしょうから、これはただことではないとすぐに思いました。通りを挟んで反対側に行って振り返ると、火事が起きたビルの屋上から、もうもうと白い煙が噴き上げていて、4階の窓からはオレンジ色の炎がめらめらと揺れているのが見えました。どこか一部ではなく、4階全体が燃えているという感じでした」

上層階から助けを求める人を救助する模様を目撃した女性はこう話す。

「4階からものすごい勢いで煙が出ていて、6階のほうに目をやると、女性が窓から上半身を乗り出して、助けを求めていました。10時半を少し回ったくらいのときでしたが、屋上にはすでに消防隊員がいて、その女性に向かって、『がんばれ!がんばれ!』と大きな声で呼びかけていました。

ビルの下にあった消防車のハシゴが伸びていって、上に乗っていた消防隊員が女性を抱きかかえてハシゴに移して地上まで降ろしていきました。下に降りた女性は、消防隊員と普通に話していて、無事に助かってよかったと感じました。

この時点では、煙もすごくて状況もよくわかりませんでしたが、その後、『27人が心肺停止』と報道で見て驚きました。あの中で、とんでもないことが起きていたんだと……」

火災は、発生からほぼ30分後に消し止められたというが、あまりにも多くの命が失われてしまった。

「府警は、何者かが火をつけた可能性が高いとして、殺人と現住建造物等放火の疑いで、捜査本部を設置しました。クリニックを訪れた50代〜60代とみられる男が紙袋をストーブの近くに置いて蹴り倒し、漏れ出た液体から燃え上がったという証言があるそうです。袋を蹴ったという男は現場から搬送されましたが、17日21時の時点で、容体は危険な状態と捜査関係者は明かしています。

また、この男の自宅と見られる大阪市内の住宅で、ビル火災の発生30分ほど前に火災が発生していて、府警は事件と関係しているとして捜査を進めています」(前出・府警担当記者)

師走の北新地を襲った悲劇は、なぜ起きたのか。真相の解明が急がれる。

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