岡田晴恵教授が提案する冬の感染予防「マフラーは3本用意を」

岡田晴恵教授が提案する冬の感染予防「マフラーは3本用意を」

岡田晴恵教授が提案する冬の感染予防「マフラーは3本用意を」の画像

「“夏にこれぐらいの対策で感染しなかったから、冬もきっと大丈夫”という考えは通用しません」

そう話すのは、早い時期から冬の感染拡大に警鐘を鳴らしていた白鴎大学教授の岡田晴恵先生。

「そもそも従来のコロナウイルスは、日本のような温帯の地域の場合、夏は長生きしませんが、冬は長生きして感染性が失われにくいという特徴があります。新型コロナウイルスも同様と考えられます。冬は感染予防対策を、よりしっかりしなければいけません」

第3波の不安が広がるなか、いつもと違う年末年始がやってくる。私たちはいま何に気を付けるべきなのか、あらためて伺った。

【Q】ずばり冬の感染予防で気を付けるべき点は?

「まずは、とにかく換気をしてください。冬に特に心配されるのが“エアロゾル感染”と呼ばれるものですが、換気によってこのリスクを下げることができます。冬は空気が乾燥しています。するとウイルスを含んだ飛沫も乾燥して小さく軽くなり空気中に漂いやすくなります。この空気中に漂う粒子をエアロゾルといいます。エアロゾルは空気の流れで移動します。ですから多少寒くても我慢して、こまめに窓を開け空気を入れ替えることが大切です。

それと、冬は防寒着を使いますよね。体の最も外側に身に着けますから、ウイルスが付着している可能性は高くなります。コート・マフラー・手袋は、できれば外、難しければ玄関に置き場所をつくって、帰ってきたらそこで脱ぎ、部屋に入れないようにしましょう。マフラーは顔の近くに巻くので感染対策上、特に気になるアイテム。おすすめは、3本用意して、それらをローテーションで使うこと。1〜2日ほど置いておくと、ウイルスは死んでしまいますから。洗える素材であれば、洗濯してしまえばより安心です」

【Q】世間の人の予防で、甘い、緩んでると思うことはありますか?

「気になるのが、自分のつけているマスクの表面を触ってしまう方が多いことです。表面にはウイルスが付着している可能性があるので“マスクで触っていいのは、ひも部分だけ”と心得てください。

また、帰宅後の手洗いが習慣化した方は多いと思いますが、その流れで洗顔までやって顔回りのウイルスを落としてほしいと思います。さらに言うと、すぐに入浴して着替えるのがベストです」

【Q】岡田教授が実践している感染予防術を教えてください。

「換気はもちろんのこと、人ごみを避けるようにしています。消毒用アルコールも持ち歩いています。また、マスクは一日のなかでもシチュエーションが変わるたびに、取り替えます。たとえば、朝に自宅からつけてきたマスクは職場についたら取り替える。打ち合わせや会合があった場合には終わったら取り替える、という具合です。

免疫力を高めることも意識しています。おすすめの免疫力アップ食材はまいたけ。ヨーグルトのような発酵食品もいいですね。乳酸菌飲料の『ヤクルト1000』も気に入って最近よく飲みます」

「女性自身」2020年12月29日号 掲載

関連記事(外部サイト)