速報!有名私大志願者数ランク 法政・青学・立教は前年から減少も…中央大“躍進”のワケ

速報!有名私大志願者数ランク 法政・青学・立教は前年から減少も…中央大“躍進”のワケ

多摩キャンパスのほか、都心部にも展開する中央大

 私大志願者数の最新情報が判明した。主要55校のランキングでは上位校を避ける受験生の安全志向が目立つなか、志願者数を伸ばしているのが4月から国際経営学部と国際情報学部を開設する中央大だ。中堅グループでは専修大の勢いが著しく、確定を前に昨年の最終志願者数を大幅に上回った。何が起きているのか。

 「中央大は近年人気を集める国際系の学部を新設している。なかでも国際情報学部は都心部の市ケ谷田町キャンパス(東京都新宿区)に設置する。積極的な改革の姿勢やキャンパスの立地が受験生の人気を集めたのではないか」と分析するのは、受験関連の情報分析に定評のある「大学通信」の安田賢治ゼネラルマネジャー。

 中央大と同じ大学グループに分類されやすい法政大、青山学院大、立教大は前年から減少したまま志願者数を確定させるなか、中央大が人気を集めた形だ。

 同じく4月に都心で新学部を設置することで志願者を増やしたのが、武蔵野大だ。こちらも近年、受験生に人気が高い情報系のデータサイエンス学部を開設。2年次からは首都圏からアクセスしやすい有明キャンパス(東京都江東区)に通うことができる。難関大を避ける受験生の安全志向ともマッチして、すでに昨年の最終志願者数から8000人以上増加している。

 「4月に都心の新宿キャンパスにビジネスマネジメント学群が移転し、センター試験と一般入試を合算する入試方式の導入など改革を進める桜美林大学もすでに昨年志願者数を大幅に上回っている。23区内でキャンパスや学部の新設が予定されている大学では今後も志願者数の増加が予想される」と前出の安田氏。

 一方で、4月に大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)にグローバル教養学部を新設する立命館大は、志願者数ランク内では上位を守りつつも昨年と比べ志願者数が伸び悩んでいる。

 「いわゆる関関同立(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)は総じて志願者数が減少傾向にある。産近甲龍(京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大)がおおむね志願者数を伸ばすなか、今年もトップを維持している近畿大は、関関同立の受け皿である一方、チャレンジ校としても位置付けられている。受験生の安全志向の影響もあるのか、摂南大も志願者数が増加している」と安田氏。

 関東の中堅大グループでは、日東駒専(日大、東洋大、駒澤大、専修大)がボリューム層とみられる一方、現時点で昨年の志願者数を上回るのは専修大のみだ。

 「不祥事の多かった日大は前回の集計以降、増え続けているが、昨年の志願者数に追いつけるかは難しい。東洋大と駒澤大が伸び悩む背景には、昨年の志願者数増加があるようだ。一方、昨年は志願者数が減っていた専修大は今年大きく志願者数を伸ばしている。隔年で志願者数が増減を繰り返す現象だろう」と安田氏は指摘する。

 なんとしても浪人を避けたいというのが、受験生の本音なのだろうか。

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