話題の事故物件専門サイト「成仏不動産」って? 運営する不動産会社社長に聞いた

事故物件専門サイト「成仏不動産」が話題 殺人や自殺の場合は比較的安い価格設定に

記事まとめ

  • 前の居住者が火災や事件で死亡したり、自殺、孤独死するなどの経歴がある「事故物件」
  • 事故物件を専門に扱うサイト「成仏(じょうぶつ)不動産」が話題になっている
  • 殺人や自殺の場合は価格が低く設定され、自然死の場合それほど価格が下がらないという

話題の事故物件専門サイト「成仏不動産」って? 運営する不動産会社社長に聞いた

話題の事故物件専門サイト「成仏不動産」って? 運営する不動産会社社長に聞いた

花原浩二社長

 前の居住者が火災や事件で死亡したり、自殺、孤独死するなどの経歴がある不動産物件は「事故物件」と呼ばれる。この事故物件を扱う専門サイト、その名も「成仏(じょうぶつ)不動産」が話題になっている。不透明な部分も多かった事故物件について、売り手や買い手だけでなく、購入したくない人にまでメリットをもたらすのだというが、サイトを運営する不動産会社社長に狙いを聞いた。

 「事故物件は、誰もが予想せず突然現れます。そのような物件を見たくないお客さまもいるでしょうが、物件を相続されるお客さまも、安い物件を探しているお客さまもいらっしゃいますので、全方位的に売買がスムーズに行われるようにサイトを設立しました」

 「成仏不動産」を運営する不動産会社「NIKKEI MARKS(ニッケイ マークス)」(横浜市)の花原浩二社長は、そう話す。

 事故物件は、人の死に関わる情報を扱うため、これまで「BtoB(企業間取引)」でクローズに売買されることが大半だったが、これをオープンにするため、今月1日にサイトを開設したという。テレビで取り上げられたこともあり、一時サーバーがダウンするほど注目された。

 同サイトには23日時点で賃貸物件8件、売買物件23件が掲載されており、相場からは1割〜5割安く価格が設定されているという。

 たとえば、東京都江東区にある築33年で約80平方メートルの3LDKマンションが5480万円で売られている。埼玉県草加市の築45年の2LDKマンションは、売却価格が789万円。いずれも諸般の事情により、リノベーション済みだ。

 価格は物件の状態にもよるが、殺人や自殺の場合は比較的価格が低く設定される。自然死の物件の場合、気にせず購入する買い手もいるため、それほど価格が下がらないという。またニュースで目にするような事件の物件は、特に値段が下がるのだという。

 花原社長は「突然事故物件を相続したお客さまは、部屋のシミや汚れ、匂いをキレイにリノベーションやリフォームしないといけない場合もある。このサイトがあれば、そのようなご相談に乗りやすく、買いたいお客さまも安い物件を簡単に探すことができます。また購入したくないお客さまにとっても、このサイトに同様の物件が集まればスムーズにお目当ての物件を探すことができると思います」と話す。

 まだ売買が成立した物件はないというが、毎日数件の問い合わせがある同社。今後も1都3県を中心に物件を掲載していく予定だという。

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