NHKまたやらせ発覚 「レンタル家族」利用客、実はスタッフだった!? 「クローズアップ現代」の教訓生かせず…

NHKまたやらせ発覚 「レンタル家族」利用客、実はスタッフだった!? 「クローズアップ現代」の教訓生かせず…

“やらせ”番組を世界に配信したNHK

 とんだ赤っ恥だ。NHKの海外向けサービス「NHKワールド JAPAN」で昨年11月に放送した“レンタル家族”をテーマとしたドキュメンタリー番組が、実は“仕込み”を使ったやらせだったというのだ。番組は外部スタッフが製作したもので、NHKはチェックが甘かったとしているが、『クローズアップ現代』で起きたやらせ疑惑の教訓は生かされていないのか。

 やらせ疑惑は30日発売の「週刊新潮」が報じた。昨年11月放送のドキュメンタリー番組『Inside Lens』では、“レンタル家族”サービスを利用する男女3人の依頼者を追ったが、この依頼者自身が実はサービスを行う会社のスタッフだったというのだ。

 “レンタル家族”とは客の依頼に応じて会社のスタッフが妻や娘などを演じるサービス。同誌は番組に登場したのは「ファミリーロマンス」という会社であると指摘。同社は、NHKや民放局でたびたび紹介されている。

 29日に会見したNHKは事実を認めた上で謝罪。週刊誌の指摘を受けて、同社の石井裕一社長(38)や製作した外部のフリーディレクターらに聞き取り調査を行ったところ、依頼者3人とも同社のスタッフだと判明。NHK側は3人とも実名だと思っていたが、うち2人は偽名だった。

 NHKによると、石井社長は自分の独断で行ったと説明し「顔出ししてくれる利用客がいなかったので、利用客もスタッフに頼んで演じてもらった」と謝罪したという。

 2015年には『クローズアップ現代』でやらせ疑惑が浮上。取材した記者や報道局長などが処分され、さらには再発防止策として、全ての制作過程でチェックを強化していたはずだった。

 今回は「(出演者が)顔出し(出演)でチェックが甘かった」と説明したNHK。「『クロ現』問題以降、匿名インタビューのチェックは厳しくなりましたが、それでもすべての部署で徹底されているわけではないのが実情」とNHK関係者は明かす。

 同番組はケーブルテレビやネットでも視聴でき、再放送も含めてすでに8回放送されている。世界160の国と地域に配信されているというから、何ともバツが悪い。

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