南海トラフ地震、関東“起点”の可能性も!? 首都圏「震度4」は新たな異変の予兆か 従来は西から…専門家「今回は性格違う」

首都圏で24日に最大震度4の地震 南海トラフは関東が『起点』となる可能性と識者

記事まとめ

  • 千葉県沖を震源とし、首都圏の中心部でも最大震度4を観測する地震が24日の朝発生した
  • 専門家は、南海トラフ地震は関東が“起点”になる恐れがあると、警鐘を鳴らす
  • 東日本大震災に関連するものではなく、「今回は性格が違う」と述べている

南海トラフ地震、関東“起点”の可能性も!? 首都圏「震度4」は新たな異変の予兆か 従来は西から…専門家「今回は性格違う」

南海トラフ地震、関東“起点”の可能性も!? 首都圏「震度4」は新たな異変の予兆か 従来は西から…専門家「今回は性格違う」

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 24日に首都圏で発生した最大震度4の地震は、新たな異変の予兆か。震源地の千葉県沖は2011年3月11日の東日本大震災以降、地震が頻発するが、専門家は「従来と性格が違う」と強調する。主に東海地方や西日本の被害が想定される南海トラフ巨大地震について、関東が“起点”になる恐れがあるというのだ。24日夜に南海トラフの想定震源域である静岡県熱海市で震度4が発生したのも気がかりだ。

 24日朝の地震は千葉県南東沖が震源で、東京都千代田区や川崎市など、首都圏の中心部でも震度4を観測した。

 関東では過去に1707年の元禄関東地震や1923年の関東大震災など、プレート(岩板)がもぐり込む「海溝型」の巨大地震が起きている。いずれも東京湾から房総半島を経て南側に延びる溝状の地形「相模トラフ」沿いで発生した。

 夕刊フジで「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」(毎週木曜)を連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏は、「今回の地震の震源は、関東大震災よりも元禄関東地震に近い。次に起きる大規模地震がどちらに近くなるかは不明だが、海溝型の場合は必ず繰り返す」と話す。

 茨城県や千葉県沖の地震については、東日本大震災後のプレートの「動き残り」である可能性も指摘されてきたが、「今回は性格が違う」とみるのは立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏だ。

 「北海道から千葉の犬吠埼周辺までは3・11の動き残りと考えられるが、今回のものは相模トラフが関わった地震ではないか」という。そして、これが南海トラフ巨大地震とも関連が深いと分析する。

 南海トラフ地震は、東海(駿河湾周辺)、東南海(遠州灘から熊野灘周辺)、南海(紀伊半島から西側)の3つの震源域が全て連動すると、最大でマグニチュード(M)9級になる恐れがあると想定されている。

 相模トラフはフィリピン海プレートと北米プレートが接する地域で、南海トラフはフィリピン海プレートとユーラシアプレートが接する地域を指すが、高橋氏は「フィリピン海プレートが押すものとして一体とみるべきだ」と力説する。

 そのうえで、「紀伊水道周辺で頻発していた地震が最近は止まっており、ここ半年ほど遠州灘や静岡県西部、山梨県南部、今回の千葉沖など東にずれてきている。南海地震が発生して東側に来ると考えていたが、東海地震が先に起きてから南海、東南海に動く可能性もある」と話す。

 当然、関西も気を抜くことはできない。

 「近畿地方では、次の南海地震まで直下型地震が2〜3回来てもおかしくない。新潟から神戸にかけて、プレートが圧縮され、ひずみが集中しやすい一帯なので、(18日の)山形県沖並みの地震が来る可能性もある」と強調するのは、関西大学社会安全学部特別任命教授の河田惠昭氏。

 「淀川流域などは液状化が起こりやすいほか、京都や奈良など最近大きな地震が起きていないところが特に危ない」と警告した。

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