ひしゃげたフェンス、響く園児の悲鳴 大津の事故

ひしゃげたフェンス、響く園児の悲鳴 大津の事故

大津の事故 園児の悲鳴響く

ひしゃげたフェンス、響く園児の悲鳴 大津の事故

保育園児の列に車が突っ込んだ現場。園児の持ち物とみられるバッグなどが散乱していた=8日午前11時58分、大津市(本社ヘリから、恵守乾撮影)

 大津市大萱の交差点で8日、保育園児の列に車が突っ込み、15人が死傷した事故。軽乗用車が歩道に乗り上げた現場では、フェンスが大きくひしゃげ、事故の衝撃を物語っていた。

 事故が発生したのは午前10時15分ごろ。交差点では、保育園児と保育士16人が散歩のため交差点で信号待ちをしていた。

 琵琶湖を訪れていた主婦の女性(55)は大きな衝撃音を聞いた。すぐに女性の悲鳴や子供の泣き声が響き、AEDやタオルを手に現場に駆けつけた。大きく変形したフェンスに、ぐったりとした様子の園児が挟まれており、女性は近くで血を流していた別の園児に「大丈夫?」と声を掛けた。「ずっと泣いており、励ますことしかできなかった」と心配そうな表情を浮かべ、「見通しのいい交差点なので、こんな事故が起こるとは考えられない」と話した。

 園児は近くにある「レイモンド淡海保育園」の2〜3歳児。園には事故の知らせを受けた保護者が次々と子供を迎えに訪れた。2人の息子が園に通っている30代の女性は「園はパニック状態で、どのクラスが被害に遭ったのかもわからない」と困惑した様子。「うちの子はどうなったのか」と近くにいた警察官に詰め寄る保護者もいた。

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