金融ブローカー側に8億円送金 一部は暴力団に流れたか

金融ブローカー側に8億円送金 一部は暴力団に流れたか

東京湾岸警察署に入る黒木正博容疑者=8日午後、東京都江東区(佐藤徳昭撮影)

 経営破綻したインテリア雑貨販売業「ラポール」(東京都港区、破産手続き中)をめぐる融資金詐取事件で、同社が金融機関から受けた融資のうち約8億円が、事件を主導したとされる金融ブローカー、黒木正博容疑者(53)=世田谷区=の管理する口座に送金されていたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁組織犯罪対策4課は、黒木容疑者が資金を私的流用し、一部が暴力団に流れたとみて調べている。同課は同日、詐欺容疑で逮捕した黒木容疑者ら5人を送検した。

 捜査関係者らによると、黒木容疑者らは平成26年に同社の7割近くの株式を取得。黒木容疑者が実質的に支配したとされる同社は27、28年に約20の金融機関から二十数億円の融資を引き出した。このうち、少なくとも約8億円が黒木容疑者が代表を務める投資会社(中央区)の口座に移動。一部資金の移動は金融機関からの借り入れとほぼ同時に行われていた。

 また、融資を受ける際、金融機関に提出した決算書は架空の売り上げなどが計上され、粉飾した虚偽決算書が少なくとも7種類存在することも判明。同課は黒木容疑者が、他の4人に詐欺を指示したとみている。

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