JR東海子会社の元課長を逮捕 詐欺容疑で警視庁

 取引先への架空発注で、出向先だったJR東海(名古屋市)の子会社「ジェイアール東海不動産」(東京都港区)から現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課が詐欺容疑で、同社元課長ら男2人を逮捕したことが6日、捜査関係者への取材で分かった。

 平成29年2月、国税庁による同社への調査がきっかけとなり、元課長が架空発注を繰り返していたことが発覚。元課長と取引先の担当者らが受け取った金額は少なくとも20年以降で約4億5千万円とみられる。同庁の調査結果では、23年以降で約3億1千万円に上るという。

 同社は元課長に対し、約1億2400万円の損害賠償を求め民事訴訟を提訴。訴状によると、元課長は社宅などに関する工事の予算を社内で獲得し、業者へ工事を発注する立場にあったという。

 元課長は立場を利用し、取引先の建設関連企業(国分寺市)に水増しした見積書の作成を指示し、その上で、水増しした金額内での架空請求を繰り返す手口で資金をだまし取っていた。詐取金は、元課長や取引先の担当者らで分配していたとされる。

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