裁判所でインターンシップ 民事裁判のIT化を体験

裁判所でインターンシップ 民事裁判のIT化を体験

裁判所事務官のインターンシップ参加者は民事裁判のIT(情報技術)機器をいち早く体験した=20日、東京・霞が関(大竹直樹撮影)

 裁判所事務官の仕事を知ってもらおうと、最高裁は20日、学生を対象にしたインターンシップ(就業体験)を開催した。150人の応募者から選ばれた大学生と大学院生計22人が、来年2月から全国9裁判所で試行される民事裁判のIT化技術などをいち早く体験した。インターンシップは22日まで3日間行われる。

 参加者は東京地裁で模擬公判を体験。その後、インターネットのクラウドサービスを利用し、民事裁判の準備書面などを共有しながらウェブ会議ができるIT機器を操作した。

 名古屋市の大学3年、山下紗耶(さあや)さん(20)は「大学のゼミで日本は民事裁判のIT化が諸外国に比べ遅れていると学んだが、実際にIT機器に触れてみてよいシステムだと思った」と振り返ると、「民事裁判で導入された後は、法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)で使い方をしっかりと勉強しなければいけないと思った」と話した。

 裁判所事務官は全国に約9300人おり、裁判で書記官の仕事をサポートするほか、各裁判所の事務局で総務、人事、会計といった司法行政事務も担当する。

 東京都大田区の大学2年、綱島寛敏(ひろと)さん(21)は「裁判所で働いている人の話を聞けてとてもためになった。法曹三者だけでなく、事務官らいろんな人の連携で裁判が開かれているということを実感した」と語った。

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