【台風19号】山梨県が東京通学の学生に1泊5千円補助 交通寸断長期化で

【台風19号】山梨県が東京通学の学生に1泊5千円補助 交通寸断長期化で

台風19号による大雨で橋桁が落ち込み、崩落の恐れがある国道20号の法雲寺橋=13日、山梨県大月市初狩町下初狩(渡辺浩撮影)

 山梨と東京を結ぶ中央自動車道や国道20号、JR中央線が台風19号の被害で全て寸断され、復旧のめどが立たない事態を受け、山梨県は15日、東京都内などに通学する大学生などの現地での宿泊費を1泊当たり5千円を上限に補助すると発表した。

 山梨と東京の間は、中央道の大月インターチェンジ(IC、大月市)−八王子IC(東京都八王子市)間が土砂崩落のため通行止めで、中日本高速道路は「復旧まで1週間程度かかる」としている。

 国道20号は大月市内の橋が崩落する恐れがあるため通行できないほか、JR中央線も土砂が流れ込み、大月(大月市)−高尾(八王子市)間で運休し、JR東日本は「運転再開のめどは立っていない」としている。

 鉄道、道路とも主に静岡県に迂回(うかい)するルートしかなく、山梨交通は東名高速御殿場IC経由の新宿行き高速バスを臨時運行しているが、御殿場市などでは渋滞が起きている。

 長崎幸太郎知事は15日、緊急の記者会見を開き、災害対策本部を災害復旧対策本部に改組し、「最短・最速での復旧」に取り組むと表明。県内から都内などに通学している大学生や専門学校生、各種学校生について、JR中央線の復旧まで市町村と共同で1泊当たり5千円を上限に補助するとした。

 物流については「静岡などを経由して医薬品や食料、ガソリンなどが流通しており、安心してほしい」と呼びかけた。

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