滋賀・呼吸器外し無罪確定へ 西山さん「うれしいよりもびっくり」

滋賀・呼吸器外し無罪確定へ 西山さん「うれしいよりもびっくり」

無罪確定へ 元看護助手驚き

滋賀・呼吸器外し無罪確定へ 西山さん「うれしいよりもびっくり」

記者会見する西山美香さん(左)と井戸謙一弁護団長=23日午前、大津市

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で平成15年、人工呼吸器を外して男性患者=当時(72)=を殺害したとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役後に再審開始が決まった元看護助手の西山美香さん(39)が23日、大津市で弁護団とともに記者会見し、検察側が有罪立証を断念したことについて、「うれしいよりはびっくりした」と語った。今後の再審判決で無罪が確定する見通し。

 弁護団によると、検察側が18日、「弁護団の主張に積極的に反論しない」などと書面で通告。検察側は今年度内の再審公判開始や即日結審を希望しているという。会見に同席した井戸謙一弁護団長は「検察側が方針転換をしたと考えている。事実上、無罪は確実になったのでは」と述べた。

 西山さんは「早く裁判が終わってくれれば、両親は安心して普通の老後を過ごせる」と喜ぶ一方、「今まで抗告してきたのは何なのか」と検察側の対応を批判した。

 再審に向けた弁護団と検察、裁判所による三者協議は大津地裁で4月に開始。検察側は西山さんの有罪を立証するため、再審開始の決め手となった死因や自白の信用性について争い、解剖医の証人尋問など、新たな証拠を提出する方針を立てていたが、9月の協議で一転し新証拠を提出しない考えを示していた。

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