【織田信成氏提訴・詳報(2)】「シーズン中の提訴は残念」母校への複雑な思いも

 《関西大アイススケート部所属の女性コーチからハラスメント行為を受けたとして、大阪地裁への提訴に踏み切った同部前監督の織田信成氏。提訴に関し「フィギュアスケート界の悪弊に一石を投じる」とのコメントを出していた。質疑応答が始まった》

 −−スケート界の悪弊とは

 織田氏「浜田(美栄)コーチはすばらしい指導者。発言力もある。(浜田氏と)30歳ほど年が離れているのもあるし、僕自身も指導者として未熟。僕から何か言うのは難しい環境だった」

 −−裁判という手段は織田氏が望まれたことか

 織田氏「僕の思いとしては、真摯(しんし)に対応すればここまでにならなかった」

 《織田氏の目は涙で潤み、ハンカチで鼻をぬぐうしぐさも見せた》

 −−シーズン中の提訴となったが

 織田氏「僕自身もシーズンが始まる前に解決したかったという思い。シーズン中にこうしたことになってしまったのは残念です」

 −−選手たちへの影響は 織田氏「(代理人弁護士の服部氏と話し)それはないんじゃないかと思います」

 −−浜田コーチや関西大に対し、率直に思うことは

 織田氏「裁判で真実を明らかにしていきたい。関大には現役時代から熱心にサポートしていただいた。恩返しをしたいという気持ちがあった。そういう気持ちをくみ取っていただけたら、うれしかったが」

 《母校・関大への複雑な思いをのぞかせた織田氏。質問は浜田コーチによるハラスメント行為の中身にも及んだ》

 −−訴状には、浜田コーチから無視されたり陰口をたたかれたりとある。決定的なことは

 織田氏「あった。具体的なことは、裁判の中で明らかにしていきたい」

 −−どうして被告は浜田コーチ一人だけなのか

 服部氏「直接的な不法行為をしたのが浜田コーチ。関大は今、敵対する相手ではない、ということ」

 織田氏「この数カ月間、(浜田氏に)ずっと敵意をむけられ続けてきた。リンク内外を問わず恐怖心を感じた」

 《会見開始から約25分。質問はなおも続いた》

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