サケの死骸 回収続く 大雨被害の福島県相馬市・宇多川

サケの死骸 回収続く 大雨被害の福島県相馬市・宇多川

大雨被害 鮭の死骸回収続く

サケの死骸 回収続く 大雨被害の福島県相馬市・宇多川

サケの死骸を回収する宇多川鮭増殖組合のスタッフ。橋脚は今も大量の流木に覆われていた=22日、福島県相馬市の宇多川(芹沢伸生撮影)

 各地に甚大な被害をもたらした記録的大雨から25日で1カ月。サケ漁のやな場が流された福島県相馬市の宇多川では、水揚げされずに息絶えたサケの回収が続いている。

 サケは産卵のため“最後の旅”で川を遡上(そじょう)する。稚魚の放流を行っている宇多川鮭増殖組合では、川に戻ったサケを河口付近で取っている。

 しかし、先月25日の大雨でやなが流失。つかまらずに川を遡(さかのぼ)ったサケは最後に力尽き、そこかしこで無残な姿をさらしている。同漁協には悪臭の苦情も寄せられている。

 22日は漁協関係者8人が長靴で冷たい川に入り、棒にサケを引っかけて次々と回収した。作業をした男性の1人は「本当ならば取れたはずのサケなのに…。辛いね」と話し、悪臭を放つサケをポリ袋に入れた。回収するサケは1日で数百匹に及ぶという。

 作業をする近くには、壊れた橋や大量の流木がからまる橋脚などが被災当時のまま残り、濁流の激しさを物語っていた。

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