【大阪不明女児保護】「SNSで接点」 ネット通じ出会い事件相次ぐ

【大阪不明女児保護】「SNSで接点」 ネット通じ出会い事件相次ぐ

女児が保護された犬塚交番=23日午後、栃木県小山市(萩原悠久人撮影)

 大阪市住吉区の自宅から外出した後、行方不明になっていた女児は、逮捕された伊藤仁士容疑者(35)とSNSを通じて知り合ったとみられている。SNSなどインターネットでの出会いをきっかけにした犯罪は増加傾向にあり、未成年の女性らが被害に遭うケースが相次いでいる。

 昨年11月から行方不明となっていた東京都葛飾区の日本薬科大1年、菊池捺未(なつみ)さん=当時(18)=が今年1月、茨城県内で遺体で見つかった事件では、殺人容疑で逮捕された同県神栖(かみす)市の男と菊池さんがネットを通じて接点を持ち、初めて会った直後に事件に巻き込まれたとされる。

 平成29年に神奈川県座間市で10〜20代の男女9人が殺害された事件では、強盗強制性交殺人などの罪で起訴された白石隆浩被告(29)がSNSで悩みを打ち明けた被害者を自宅に誘い出し、犯行に及んでいた。白石被告はSNSで自殺志願者を募り、非公開のメッセージ機能を利用していた。

 25年に東京都大田区で女子中学生が誘拐された事件では、主犯格とされる男が「カネになる仕事をやりませんか」などと携帯電話を使って共犯者を募り、見ず知らずの男2人と会った当日に犯行に及んでいた。

 名古屋市で19年8月、会社員、磯谷(いそがい)利恵さん=当時(31)=が拉致、殺害された事件では、実行犯の男3人は携帯電話の「闇サイト」で知り合っていた。

 警察庁によると、29年にSNSを介して犯罪被害に遭った18歳未満は1813人で、5年連続で過去最多を更新。相手と会って被害に遭ったのは1468人と約8割に上る。会った理由では「金品目的」が435人(29・6%)と最多。「優しかった、相談にのってくれた」が336人(22・9%)、「交遊目的」が249人(17・0%)と続いた。

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