オールスター戦チケットを不正転売 都職員を逮捕 禁止法施行後で全国初

 プロ野球オールスター戦や宝塚歌劇団のチケットを転売サイトで高値で売ったとして、警視庁生活安全特別捜査隊などは、入場券不正転売禁止法違反容疑で、東京都北区浮間、都主税局千代田都税事務所主事、山内浩史容疑者(35)を逮捕した。生特隊は、チケット転売防止策として6月に施行された同法での逮捕は全国初としている。

 逮捕容疑は今年7〜10月、転売が禁止されたオールスター戦チケット(3400円)2枚と宝塚歌劇団チケット(8800円、9500円)2枚を転売サイトに出品し、30〜40代の男女3人に9千〜1万9500円で転売し、計5万6500円を売り上げたとしている。

 調べに対し、容疑を認めている。チケット転売について、「投資で生じた200万円の借金を返済するため平成24年から始めた。(出世した同期職員との)給与の差を埋めるため続けていた」という趣旨の供述をしている。転売で得た利益は株式投資などに充てていたという。

 生特隊によると、山内容疑者は自身と家族の名義で複数のプロ野球球団やアーティストのファンクラブに登録。24年3月から今年8月までに「嵐」や「DREAMS COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)」といった人気グループのコンサートなどのチケット計約3200枚を転売し、約4700万円を売り上げていた。

 入場券不正転売禁止法は、スポーツイベントや音楽ライブなどのチケットを高値で転売することを禁止するため、今年6月14日に施行。違反した場合は1年以下の懲役か100万円以下の罰金、またはその両方が科され、東京五輪・パラリンピックの観戦チケットにも適用される。

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