台風被害の大郷町で仮設住宅の入居始まる 入居者喜ぶも「これから」

台風被害の大郷町で仮設住宅の入居始まる 入居者喜ぶも「これから」

仮設住宅の談話室で鍵の引き渡しの手続きを取る町職員(奥)と入居者=29日、宮城県大郷町(塔野岡剛撮影)

 台風19号により大きな被害を受けた宮城県大郷町で29日、被災者向けプレハブ仮設住宅への入居が始まった。この日から3日間、鍵の引き渡しが行われる。今回の台風による被害で仮設住宅への入居は宮城県で初めてとなる。

 仮設住宅は町総合運動場敷地内に建てられた。今月1日に着工し、28日に完成した。同町によると仮設住宅は45戸で、現在37世帯121人が入居する予定だという。同町では45軒が全壊、計420軒に被害が出た。

 敷地内には入居者の自治会の会議や交流行事で使用される談話室も設けられた。

 この日、鍵を受け取った木皿貴子さん(52)は台風により自宅が全壊。これまで避難所生活を余儀なくされてきたが、「仮設住宅が早く完成してよかった。避難所生活に比べると生活するスペースも広く、プライバシーも守られる」と喜んだ。

 その一方で木皿さんは、「自宅の1階にあった家電製品などは浸水で壊れてしまった。今はなにもない状態なのでこれから生活必需品をそろえなければならない」と不安も口にした。

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