やまゆり園の今、事件の居住棟は撤去 2施設建設で入所者受け入れ目指す

やまゆり園の今、事件の居住棟は撤去 2施設建設で入所者受け入れ目指す

45人が死傷した障害者施設「津久井やまゆり園」には多くの緊急車両が集まった=2016年、相模原市緑区(早坂洋祐撮影)

 平成28年に入所者ら45人が殺傷された事件の現場となった障害者施設「津久井やまゆり園」について、神奈川県は事件発生から約2カ月後の同年9月に建て替えを決定。30年5月からの取り壊し工事に入った。現在、事件があった居住棟などは撤去され、今後も利用できると判断された体育館などの一部施設を残すのみとなっている。

 県は、そのやまゆり園の跡地と、入所者の仮移転先としている「芹が谷園舎」(横浜市港南区)の敷地などに、それぞれ新たに施設を建設。令和3年度中に事件当時のやまゆり園の入所者を受け入れる方針を示している。

 ただ、別々の施設がつくられることで、入所者の家族からは「行政の都合で(どちらかの施設に意に沿わない形でも無理に)振り分けられてしまうのではないか」などとする懸念の声も上がっている。

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