ベビーカー線路に転落 JR西が乗車中にドア閉め

ベビーカー線路落ち男児負傷

 兵庫県豊岡市のJR山陰線江原駅で昨年末、乗客がベビーカーを電車に乗せている最中に運転士が誤ってドアを閉め、2歳の男児が線路上に転落して負傷していたことが15日、分かった。

 JR西日本福知山支社によると、昨年12月25日午前10時ごろ、同駅に停車していた2両編成のワンマン電車(福知山発豊岡行き)で、女性が男児を乗せたベビーカーを最後尾のドアから車内に引き上げようとしていた際、30代の男性運転士が気づかずドアを閉め、電車を発車させたという。

 女性はベビーカーが挟まれないようホーム側に押し出したが、ベビーカーはその後約1メートル下の線路上に転落した。運転士は女性から知らせを受けて停車し、同じ頃にホーム上の防犯カメラを見た駅員が、ベビーカーに乗っていた男児を救助した。男児は顔にかすり傷を負ったが、電車と接触した形跡はなかったという。

 JR西は女性に謝罪。運転士は「複数回、鏡で後方確認をしたが、ベビーカーのあたりは影になっていて気づかなかった」と話しているという。同社広報部は「あってはならないこと。再発防止に努める」とする一方、「電車の運行に影響が少なかった」として、この事案を公表していなかった。

関連記事(外部サイト)