小室圭さん、中学・高校の学費は1200万円、400万円問題が解決しても消えない疑念

■「安分守己」


 週刊新潮は2018年3月8日号に、「『小室圭くん』を『眞子さま』に背伸びさせた『ICU』の高すぎる学費」の記事を掲載した。

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 宮内庁は17年9月3日、秋篠宮家の長女、眞子さま(29)と、当時は《大学時代の同級生で法律事務所職員》と報じられた小室圭氏(29)の婚約内定を発表した。

 東京都港区の赤坂御用地の赤坂東邸で記者会見が開かれた。お二人は「笑顔あふれる家庭」、「自然体で和やかな家庭」が理想と話された。

 ところが17年の年末から18年の年始にかけ、週刊新潮を含む複数のメディアが、小室さんの母親の430万円にのぼる借金トラブルを報じた。

 18年2月、宮内庁は「結婚に関係する儀式を20年に延期する」と発表した。表向きは《秋の結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、充分な準備を行う時間的余裕がない》と説明された。

 更に宮内庁はわざわざ「一連の週刊誌報道と結婚延期は無関係」との説明も行った。だが、それを信じる国民は少なかった。

 このような時期に週刊新潮の記事は掲載された。タイトルにある通り、借金トラブルを抱えた小室家が、なぜ息子を学費の高いICUに通わせたのか、それは“身の丈”に合ったものだったのか──これが記事の根幹だ。

■小室氏の学歴


 とはいえ、記事は借金トラブルの経緯や、秋篠宮家の反応なども詳報している。学費以外にも報じなければならないことがたくさんあったのだ。

 そこで今回は、小室圭氏の学費を徹底的に深掘りしてみたい。まずは彼の学歴を確認しておこう。

 会見が行われた翌日、新聞各紙は一斉に小室氏の経歴を掲載した。ここでは時事通信が配信した「【図解・社会】小室圭さんの略歴」などを参考にさせてもらう。ちなみに、この記事はネットで現在も閲覧可能だ。

 小室氏は1991年10月5日生まれ。東京都国立市の国立音楽大学附属小学校から、中学と高校は品川区のカナディアン・インターナショナルスクールに通った。

 大学は三鷹市にある国際基督教大学(ICU)に進み、在学中にはカリフォルニア大ロサンゼルス校へ留学した。

 卒業後、三菱東京UFJ銀行に入行。だが2年で退職し、法律事務所にパラリーガル(法律事務職員)として勤務していた。

■授業料190万円の中学


 社会人になっても、小室氏の学業は続く。婚約会見が開かれた当時は、千代田区にある一橋大大学院国際企業戦略研究科に在籍していた。

 そして2018年8月、アメリカのニューヨークにあるフォーダム大学のロースクールに留学を果たした。今年5月に卒業し、7月にニューヨーク州の司法試験を受験する予定と報じられている。

 では、国立音大附属小学校から見ていこう。公式サイトに学費の項目はない。そこで“お受験”の情報サイトの記述をご紹介しよう。

 初年度は入学金が21万円、施設設備費が12万円。年額費は授業料が45万9000円、維持運営費9万円などがあり、合計で61万3000円だ。

 小学校の6年間で400万円近い学費が必要になる。比較するまでもないが、公立小学校なら学費は無料であることは言うまでもない。

 カナディアン・インターナショナルスクールは公式サイトに学費を明記している。中学部の入学金は30万円で、授業料は年190万円だという。


■高い学費ばかり


 更に高等部の授業料は年200万円。中高の6年間で、少なく見積もっても1200万円の学費がかかることになる。

 公立なら中学校も学費は無料だ。義務教育ではない高校は学費がかかる。例えば都立高校の名門として知られる日比谷高校の場合はどうか。

 公式サイトによると全日制の場合、入学金(註:サイトは「入学料」と記述)は5650円、授業料は年額11万8800円だ。

 3年間で単純計算すると36万2050円。カナディアン・インターナショナルスクールの高等部は200万円×3年の600万円だから、約16分の1の負担で済むことになる。

 ICUも学費は公式サイトに記載している。21年入学なら入学金は30万円で、学費は143万1000円と記載されている。

 英語教育が有名な上智大学文学部の場合、21年入学だと入学金は20万円。在籍料や授業料などを足すと107万2650円とICUより安い。


■割安の国立大学


 国立大学の場合は、偏差値が日本トップクラスの東京大学でも、語学教育で有名な東京外国語大学でも学費は同じだ。入学金は28万2000円で、学費は53万5800円となっている。

 ICUの場合、1年生の時には入学金を併せて173万1000円を振り込む必要がある。だが、東大や東外大なら81万7800円だ。大雑把に言って半分になる。

 小室氏は小学校から大学まで、最低でも2180万円の学費だった。一方、小学校と中学校を東京の区立校に通い、都立高から東大や東外大と言った国立大学に進めば、306万6050円となる。

 だが、小室氏の学費は、これだけではない。一橋大大学院国際企業戦略研究科も学費は公式サイトに記載されている。それによると、入学金は28万2000円で、授業料は21年4月以前だと53万5800円だ。

 更にフォーダム大学のロースクールが加わる。学費は年約650万円と報道されている。アメリカのロースクールにおける学費ランキングを見ると、同大は20位。全米屈指の高い授業料と言えるだろう。


■質素な皇室


 ちなみに当初は学費免除の奨学金を得たとの報道もあったが、女性自身は19年8月、「小室圭さんに追加借金2千万円危機…奨学金はいまだ確定せず」の記事を配信。2年目に奨学金を打ち切られた可能性があると報じた。

 宮内庁の担当記者は「一般の人は、そもそも“身の丈”に合わない、学費の高い学校ばかりに通ったことに不信感を抱いているのではないでしょうか」と指摘する。

「小室さんの父親が亡くなられたのは、彼が小学校4年生の時でした。そして小室さんの母親が初めて金銭的な“支援”を求めたのは、小室さんがICUに在籍していた時でした」

 にもかかわらず、学費が年に190万円とか200万円かかるカナディアン・インターナショナルスクールに通わせた。

「この判断に疑問を持つ人が出るのは当然でしょう。後先のことを考えずにお金を使っていると言われても仕方がありません。小室さんと母親が、眞子さまの夫や義母となることに違和感を覚える人がいるわけです」

 その一方、皇室と言えば、質素な生活で知られる。毎日新聞は18年8月、「特集ワイド:ひらめきの料理番が『見た』昭和天皇 質素・倹約・無私 でもカレーにイカ粉たっぷり」の記事を掲載した。


■“身の丈”の重み


 昭和天皇、香淳皇后の洋食担当だったフランス料理のシェフ、工藤極氏のインタビュー記事だ。

 工藤氏は《「天皇陛下はどんな食事を」という好奇心》で宮内庁に入った。だが、実際に料理を作るようになると、《食事の質素さ、材料を決して粗末にしないことに驚いた》と振り返っている。

 また朝日新聞は19年11月、「(耕論)大嘗祭、改めて考える 岡田荘司さん、三木善明さん、御厨貴さん」の記事を掲載した。

 大嘗祭の費用が問題になった時のものだが、国学院大学名誉教授の岡田荘司氏は《質素が皇室の伝統》と解説している。

 それこそ秋篠宮さま(55)は18年11月、大嘗祭を「身の丈にあった儀式」とすることが「本来の姿」と発言され、大きな話題になった。

 仮に小室親子が“身の丈”を考え、学費が割安の学校に進学していたとしたら──眞子さまと出会えなかった可能性はあるものの──世論の受け止めは変わったのではないだろうか。


■帝国ホテルの写真


「例えばの話、小室さんが奨学金で大学に通い、三菱東京UFJ銀行で働きながら返済していたとしたらどうでしょうか。金銭的に苦しくても、地道に頑張っている人として世間も納得したはずです。しかし、実際は400万円の金銭トラブルを解決しないまま、アメリカに留学でしょう。この親子は常識すらない人たちではないかと思われても不思議はありません」(同・担当記者)

 冒頭で紹介した週刊新潮の記事「『ICU』の高すぎる学費」では、「安分守己」という四字熟語について言及している。

《「安分守己」――。本分を守り、身の丈にあった生き方をして己を持するとの意である。「インターナショナルスクール」「ICU」「海の王子」「米国留学」などと、煌(きら)びやかなフレーズが並ぶ青年の経歴と実際の暮らしぶりとの間には、残念ながら大きな乖離があったのは疑うべくもない》

 小室氏は20歳を記念し、帝国ホテルの写真館で撮影を行った。週刊新潮などが経緯を報じ、写真を公開した。

 ファッショナブルなスーツに身を包み、椅子に座って足を組む──残念だが、小室氏が「身の丈にあった生き方」をしているという印象を受けるものではない。

デイリー新潮取材班

2021年5月21日 掲載

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