五輪スポンサー「アシックス」の哀しき打ち上げ 酒類提供に広報担当者は「不適切でした」

五輪スポンサー「アシックス」の哀しき打ち上げ 酒類提供に広報担当者は「不適切でした」

廣田康人・アシックス代表取締役(右端)と関係者ら

 大きなパラソルが目立つテラスに、なにやら複数の大人たちが集まっている。その中でたったひとり、こちらに顔を向けているのは、廣田康人・アシックス代表取締役社長(64)。

 ここは、日比谷公園内にある「SPORTS STATION &CAFE」。同社が運営する、ヨガスタジオやランナー用のロッカールーム、カフェが融合した施設である。

「7月17日土曜日の16時過ぎから、廣田社長がここを訪ね、施設内部を見学したのです」

 とは、五輪関係者。

「その後、1階のスペースで、社外取締役や関係各社の担当、総勢10人ほどが集まり、宴会が始まりました。もちろん、貸し切り。洋風のおつまみが供され、ビールやハイボール、ワインが結構なペースで空き、盛り上がっていました」

 アシックスに訊ねると、

「17日の午後、社長の廣田及び社外取締役により、アシックスが運営を行う都内各所の関連施設の視察を行っておりました。夕刻に日比谷公園内にあります“ASICS house”でも視察が行われ、大会期間中に提供される軽食の試食を行いました。複数人数での試食を行ったこと、その際に酒類を伴ったことは防疫対策として不適切でした。今後はあらゆる場面での防疫対策を徹底してまいります」(広報担当)。

 なお、「ASICS house」は五輪期間中に大会関係者を迎えるスペースとのこと。本来なら関係者をもっと集めて盛大にパーティーを開く予定だったのだろうが、コロナ禍でそれも叶わず、どこかコソコソ感漂う宴。無観客でビジネス的にも当てが外れ、社長、やがて哀しきヤケ酒になりはしなかったか。

「週刊新潮」2021年7月29日号 掲載

関連記事(外部サイト)