関西電力を翻弄「高浜原発のドン」に3人の愛人 暴力団に撮られていた「愛人宅訪問」写真

関西電力を翻弄「高浜原発のドン」に3人の愛人 暴力団に撮られていた「愛人宅訪問」写真

高浜町役場の森山栄治元助役(高浜町役場提供)

■糾弾デモ


 関西電力の役員ら20人が、福井県高浜町の故・森山栄治元助役から3億2000万円相当の金品を受け取っていた「原発マネー還流問題」。原発誘致の功労者として多大な影響力を持つ「高浜原発のドン」こと森山元助役に、3人の愛人がいた事実を知る人は少ない。

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 原発マネー還流問題の構図は、元助役が顧問を務める建設会社に、関電が原発関連工事を発注。その見返りの裏金で、元助役が関電役員らに現金や仕立券付きスーツ生地などの付け届けをしたというもの。

 森山元助役には異様な「力」があった。その力の源泉について、「崇仁・協議会」の川村眞吾郎会長が振り返る。なお、崇仁・協議会は、日本三大部落の一つといわれた京都の崇仁地区で1986年に誕生した同和団体「崇仁協議会」と分裂状態にある組織だ。

「森山いう元助役が談合の元締めをしておって、原発絡みの工事に参入できずに困っているとの相談が持ち込まれた。森山さんは部落解放同盟(解同)の高浜支部書記長で、それを笠に着ておると」

 川村会長は元助役を糾弾すべく、崇仁地区の住民を動員し、高浜町役場などで「同和利権を貪るな」とデモを行った。


■愛人はクラブホステス


 元助役の後ろ盾が解同だったのは事実かどうか。この点については、元助役は70年の高浜支部、福井県連合会の結成に尽力し、両方の書記長に就任したものの、言動などが問題視され2年で解任されている。つまり、過去の経歴を利用していたに過ぎないようだ。

 ともあれ、川村会長が糾弾デモをはじめた途端、福井県を本拠地にする暴力団の幹部から連絡が入った。うちも関電の仕事を取りたいが、元助役と解同京都府連の幹部、そのバックの京都のヤクザに邪魔されているといった話を聞かされ、数枚の写真を見せられた。

「森山さんが、3人の愛人と別々のマンションに入っていく写真でした。“1年間追いかけ回しましたんや”という幹部の説明では、一人は敦賀の韓国クラブのホステス、もう一人は同じく敦賀のクラブホステス、3人目が京都のクラブホステスということだった」

 この写真をもとに、川村会長は高浜原発のドンと直接対峙することになる。

「週刊新潮」2019年11月7日号「MONEY」欄の有料版では、森山元助役と川村会長の対決を詳報する。

「週刊新潮」2019年11月7日号 掲載

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