弁護士「小室圭さん」の未来 ケント・ギルバート氏は「事務所の東京支店開設を命じられるかも」

眞子さまと小室圭氏10月26日に結婚 小室氏は事務所の東京支店開設を命じられる?

記事まとめ

  • 秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭氏が10月26日に結婚すると、宮内庁が正式に発表
  • 小室氏は、ローウェンスタイン・サンドラーという法律事務所で働いているという
  • 小室氏は同事務所の東京支店開設を命じられる可能性もあるとケント・ギルバートは話す

弁護士「小室圭さん」の未来 ケント・ギルバート氏は「事務所の東京支店開設を命じられるかも」

弁護士「小室圭さん」の未来 ケント・ギルバート氏は「事務所の東京支店開設を命じられるかも」

小室圭さん

 ニュースサイト「テレ朝news」は9月25日、「小室圭さんの勤務先が判明 NYで急成長の法律事務所」との記事を配信した。

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 秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)が10月26日に結婚すると、宮内庁が正式発表した。こうした中、既に小室さんはニューヨークの法律事務所に勤務しているとテレビ朝日が伝えている(巻末:註1)。担当記者が解説する。

「記事では法律事務所の名前は明かされませんでしたが、今では『ローウェンスタイン・サンドラー』だと判明しています。事務所の公式サイトに小室さんのプロフィールが掲載されているため、あっという間に拡散しました。ちなみに肩書は“法務助手”です」

 小室さんは今年7月にニューヨーク州の司法試験を受験。12月に合否が発表される予定で、まだ正式に弁護士の資格を得たわけではない。にもかかわらず、法律事務所で働き始めたわけだ。

「日本の法務省が発表した資料によると、2020年の司法試験の合格率は39.16%でした。ニューヨーク州の合格率は80%を超え、外国人受験者でも70%と高率です。日本のように狭き門ではないこともあり、アメリカの法律事務所で“青田買い”は珍しいことではありません。今は法務助手ですが、試験に合格すると正式な弁護士として働くことになるわけです」(同・記者)


■弁護士の“格差”


 一応は就職先が決まったことで、結婚への“ハードル”を1つクリアしたということなのかもしれない。

「アメリカでの調査によると、弁護士の平均年収は約1700万円というデータもあります。しかし、徹底した競争社会ですから、弁護士の“格差”は日本人の想像を超えます。大手の法律事務所を切り盛りする弁護士ともなれば、億単位の年収も珍しくありません。一方、日本では司法書士が担当するような登記などの法律に関する書類作成も、アメリカでは弁護士の仕事です」(同・記者)

 こうした司法書士的な業務を専門にする弁護士も多い。“街の弁護士”として住民から頼りにされているとはいえ、億単位の年収が得られるはずもない。年収数百万円の弁護士もたくさんいるのがアメリカの法曹界なのだ。

 もし小室さんの収入が少なければ、セキュリティの問題に直結する。果たして小室さんは、弁護士として恵まれたスタートを切ったのか、はたまた平均的な位置なのか、それとも……。

 そこで、タレントでカリフォルニア州の弁護士でもあるケント・ギルバートさんに取材を依頼した。


■“中堅”の法律事務所


 ケントさんは1970年、ユタ州にある名門ブリガム・ヤング大学に入学。MBA(経営学修士号)とJD(法務博士号)を取得し、80年にカリフォルニア州の司法試験に合格した。ちなみに、同州の司法試験は合格率が低いことで知られている。毎年、30〜50%台だという。

 ケントさんも合否が明らかになる前から法律事務所に就職した。“世界一の法律事務所”とも言われるベーカー&マッケンジーだ。

 日本経済新聞の電子版サイトの解説では、《世界46カ国に5000人以上の弁護士を持つ、米系の大手グローバル法律事務所》との記述がある。まさにアメリカの映画やドラマに出てきそうな“巨大ローファーム”だ。

 小室さんも一橋大学大学院の国際企業戦略研究科に入学し、MBLを取得している。ニューヨークにあるフォーダム大学のロースクールでLLM(法学修士)とJDも取得した。

 ケントさんと小室さんは、専門分野など弁護士としては重なるところも少なくない。そこで“先輩”に、現在の“後輩”の立ち位置を聞いてみた。


■HPに小室さんの成績


「ローウェンスタイン・サンドラーで働く弁護士の数は約350人と紹介されています。私が勤務したベーカー&マッケンジーは数千人の弁護士が働いていたので“大手”と言われますが、小室さんの事務所は“中堅”でしょう。売上や顧客満足度などは全米ベスト20にランクインしています。ニューヨークをはじめ全米に5カ所のオフィスを構えているようです」(ケントさん)

 近年、ローウェンスタイン・サンドラーは業績を伸ばしており、弁護士の採用に積極的なようだ。

「公式サイトには小室さんの略歴が掲載されています。注目すべきは『学歴』の欄に書かれている『cum laude』というラテン語です。これは小室さんのフォーダム法科大学院における2019年の成績を示しているのです」。2019年に法律の修士号(LLM)を取得しました。ただし、その後の3年間の成績に関しては明らかではありません」(同・ケントさん)

 主にアメリカの大学では、成績上位の生徒に「ラテン・オナーズ」と呼ばれる称号が与えられる。

 成績上位5%というトップクラスの学生は「summa cum laude(スンマ・クム・ラウデ)」、次に位置する10%が「magna cum laude(マグナ・クム・ラウデ)」、そして上位15%が「cum laude(クム・ラウデ)」となる。


■雅子さまも称号を獲得


「小室さんの成績は上位10〜15%に位置する『クム・ラウデ』だということが分かります。3段階の中では最も低いものの、彼は日本人なので英語が母語ではありません。ですから立派な成績だったと言えるでしょう」(同・ケントさん)

 とはいえ、上には上がいる。例えば雅子さま(57)はハーバード大学の経営学部に進まれたが、上位5〜10%に位置する「マグナ・クム・ラウデ」の称号を得ている。

 ケントさんは、大学(BA)で最上位の5%に与えられる「スンマ・クム・ラウデ」だった。「自慢をするわけではないのですが……」と前置きしながら、法曹家としての自身を振り返る。

「そもそも私は、大学でも大学院でも学費を払ったことがありません。成績が良かったので返済義務のない奨学金を取得できました。また、全米トップクラスのロースクールであるハーバードにもコロンビアにも入学できたのですが、最終的には法科大学院が開設されたばかりだったブリガム・ヤングを選びました。父親に『大学院の校名は関係ない。弁護士として働くためにはどうしたらいいかを常に考えなさい』と助言されたことも大きかったですね」


■次々に退職する弁護士


 ちなみにUSニューズの「ベスト・ロースクール・ランキング」(2022年度版)によると、1位はイエール大で、ハーバード大は3位、コロンビア大は4位。ケントさんが進学したブリガム・ヤング大学は29位、そして小室さんの進んだフォーダム大は35位にランクインしている。

 ケントさんは法科大学院でも高い成績を収め、“世界一”と言われる大手法律事務所に就職を果たした。

 一方の小室さんは「上位の成績」を収め、業績を伸ばしている中堅の法律事務所に就職を果たした。

 ケントさんによると、小室さんも「弁護士として恵まれたスタートを切った」と言えるという。ただしアメリカでは、弁護士の競争が極めて激しいことはよく知られている。

「当時、私を入れて3人が新人として東京事務所で採用されました。ところが3年が過ぎると、残っていたのは私だけでした。事務所全体でも、例えば家庭の事情で退職した弁護士もいたとはいえ、基本的には業績を上げなければクビという厳しい世界であることは間違いありません」(同・ケントさん)


■ビジネスセンス


 なぜケントさんは生き残れたのか。まずは日本語という武器があった。1975年に開かれた沖縄海洋博にスタッフとして参加したことなどから、日本語が堪能だった。ベーカー&マッケンジーに就職が決まると、司法試験の結果が出る前に東京勤務を命じられ、来日した。

「どれだけ法律に精通していても、それだけでは全く評価されません。企業の担当者は常に『目の前の弁護士はビジネスセンスを持っているのか? 私たちの仕事のことをどれだけ理解しているのか?』という観点でビジネスパートナーに選ぶかどうかを決めます」(同・ケントさん)

 法律はあくまでも手段。法律を使ってクライアントの業績が伸びるよう助言できるかが勝負ということなのだろう。

 つまり、訴訟対応だけでメシを食えるような世界ではないということだ。事務所に入って3年以内に新規のクライアントを獲得し、所属部門の売上を伸ばさなければ退職させられる可能性が極めて高い。

「私がベーカー&マッケンジーを辞めさせられなかったのも、東京で最も大きなクライアントを担当していたからです。私が見つけ出した会社ではなく先輩の弁護士が獲得したのですが、転職で私が引き継ぎました。私はできるだけ仕事を早く、丁寧にケアすることを心がけると、ビジネスセンスも含めて高く評価してもらえたと思います」(同・ケントさん)


■生き残る方法は1つ


 小室さんにとっても非常に有益な経験談かもしれない。だが、時代が変わったことには注意が必要だという。

「私が司法試験に合格した時、ニューヨーク州やカルフォルニア州の弁護士資格を持ち、なおかつ日本語が喋れて日本で法律業務をしたことがある人間となると、全米で5人もいなかったと思います。私は非常にニッチな得意分野を持ち、それもあって生き残れました」(同・ケントさん)

 今のアメリカでは、そもそも日本人の弁護士が多数在住し、州の弁護士資格を取得して両国で働いている。アメリカ人で日本語を喋る弁護士も珍しくはない。ケントさんが東京で働いていた時よりも、より多くの競争相手に小室さんは打ち勝つ必要がある。

 小室さんにアドバイスするとしたら「既に弁護士としての競争は始まっています。それを自覚することが何よりも大事です」と言う。

「弁護士になっても、誰でも最初は助手のような仕事をさせられます。私にも経験がありますが大変な仕事です。文書と資料の作成に忙殺され、帰宅できないことも珍しくありません。しかし、助手の仕事だけを必死にやっているようでは競争に敗れます。膨大な仕事を何とかこなしながら空き時間を確保し、助手の時からクライアントを獲得するよう動かなければダメです。とにかくクライアントを獲得して売上を伸ばすことでしか生き残れません」(同・ケントさん)


■東京に凱旋!?


 法曹家と言うより、営業担当と言うほうが、よほど実情に近い。一に顧客獲得、二に顧客獲得、三、四がなくて、五に顧客獲得。更に顧客を満足させることも求められる。それがアメリカで、特に企業を担当する弁護士の評価基準なのだ。

 小室さんへの追い風は2つある。1つはアメリカでポスト・コロナの好景気が期待されていることだ。

「法律事務所は景気に左右されます。景気が良くなれば依頼は増えます。不景気だと仕事が減るので、最後に採用された弁護士が首になります。アメリカではコロナ禍が終息する兆しがあり、経済活動が大きく復活しそうです。弁護士の仕事は増えるでしょう」(同・ケントさん)


■結局は人脈


 もう1つは就職先が中堅の事務所だったことだ。

「法律事務所は、スタッフの仕事内容が明確に定まっているので助手が独自で法律相談をすることができませんが、クライアントの獲得に動くことが大いに歓迎されます。小室さんが司法試験に合格すれば、再来月にも堂々と弁護士として働くことになります。小室さんが働いている事務所は多分、最大手より小室さんの裁量権は大きいはずです。いまからでも顧客開拓のため動いても怒られることはなく、むしろそれを期待しているはずです」(同・ケントさん)

 どんな仕事でも同じだろうが、結局は「人脈」をどう構築するかにかかっているという。弁護士としての力量だけが厳しく問われる。「日本のプリンセスの夫」という“肩書”は全く意味がないという。

「アメリカ人の多くは日本の皇室など興味ありません。在米の日本法人も、その点はクールだと思います。業績を上げなければ3年で放り出されますが、認められれば年収は上がり、場合によってはローウェンスタイン・サンドラーの東京支店開設を命じられる可能性もあると思います。というか、経営陣は東京進出を意識して小室さんを採用したと見るべきでしょう。公式サイトによると、小室さんはベンチャービジネスの資金支援にも興味があるようです。日本では伸びしろの多い分野だと言えますしね」(同・ケントさん)

註1:「小室圭さんの勤務先が判明 NYで急成長の法律事務所」(9月25日・テレ朝NEWS)

デイリー新潮取材班

2021年10月9日 掲載

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