海外で中古スカイラインGT-Rが人気 R34は平均1600万円、極上車は3000万円超えも

海外で中古スカイラインGT-Rが人気 R34は平均1600万円、極上車は3000万円超えも

中古の「GT-R」海外で人気

海外で中古スカイラインGT-Rが人気 R34は平均1600万円、極上車は3000万円超えも

新車と見紛うばかりに整備された、第2世代GT-Rの最終型であるR34。3000万円超えも珍しくない。「トラスト企画」広報のゴンザレス・ハナさん(左)と広瀬葵さん

■欧米ファンに垂涎の的


 羊の皮を被った狼――。そう評された日産“スカイラインGT-R”。車好きのおじさんにとって、その名は神話的ですらある。1990年代を代表する国産車である第2世代GT-Rは、複雑なメカニズムをメンテナンスする難しさゆえ、海外に輸出されることはほとんどなかった。そのため、欧米のファンにとっても、この車は垂涎の的だった。

 発売されて20年も過ぎれば、車の値段は半額どころか、耐久財として寿命が来ている場合も少なくないが、スカイラインGT-Rは違う。それどころか、アメリカやオーストラリアなどに向け、大変な高値で売られているらしい。

 そんな事情について、GT-Rをはじめスポーツカーとそのパーツを専門に取扱う茨城県下妻市の「トラスト企画」広報のゴンザレス・ハナさんに聞くと、

「アメリカの法律では、生産から25年を経た車はクラシックカー扱いになり、輸入が解禁されます。第2世代GT-Rのうち、1989年にデビューしたR32は生産終了から25年を過ぎ、海外で90年代にこの車種に憧れていた人だけでなく、『ワイルド・スピード』といった映画や『グランツーリスモ』などのゲーム、マンガで知った若者にも、憧れの存在なのです」


■相場はうなぎのぼり


 店では、入手しにくくなった部品を販売するサービスを行っているが、2010年代に入って、第2世代GT-R本体の相場はうなぎのぼり。新車で売られていた時よりも高く取引されることも珍しくないというのだ。

「一番後期モデルのR34は平均1600万円ほど、極上車だと3000万円は下らない。その前のR33、R32でも、平均600万円前後で売買されています」(ゴンザレスさん)

 だが、値札に腰を抜かそうとも、ボディに触れ、エンジン・キーを回し、爆音を耳にした瞬間、ケチな考えは、ファンの頭からは吹き飛んでしまうのだろう。

「週刊新潮」2021年10月14日号 掲載

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