かつての長者番付1位「ユニバーサル岡田元会長」が無一文に? 贅沢三昧の「後妻」からも三行半

元長者番付1位のユニバーサルエンターテインメント・岡田和生元会長に無一文の危機

記事まとめ

  • ユニバーサルエンターテインメント・岡田和生元会長は2017年6月に放逐された
  • 岡田和生元会長は投資家から提訴されただけでなく、妻からも個人資産を狙われている
  • 投資家から提訴された訴訟は11月下旬判決の予定で、岡田氏は無一文になる可能性がある

かつての長者番付1位「ユニバーサル岡田元会長」が無一文に? 贅沢三昧の「後妻」からも三行半

かつての長者番付1位「ユニバーサル岡田元会長」が無一文に? 贅沢三昧の「後妻」からも三行半

窮地に立たされた岡田元会長

■証人尋問をドタキャン


 パチスロメーカー最大手「ユニバーサルエンターテインメント(UE)」の岡田和生元会長は、本来であればカジノ業界の牽引役を任されるはずだった。だが2017年6月、UEの株主総会に出された解任決議に元会長の長男と長女が筆頭株主として賛同した末、放逐された。そしていま、無一文になるかもしれない状況に陥っている。

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 元会長追放劇の流れで、UEは元会長の公私混同を裏付ける調査結果を公表した。個人的な利益を得る目的で資金を還流させ、UEに計1億5100万香港ドルと17万3500米国ドルの損害を与えたとされる。

 18年3月には、投資家の細羽(ほそば)強氏が、元会長を相手取って株主代表訴訟に踏み切った。UEの調査結果の損害額に加え、その調査費用など1億円を合わせた計23億円超をUEに支払うよう求めたのだ。

 目下、この訴訟が佳境を迎えている。訴訟では、元会長は公私混同を否定する主張を行い、さらに元会長自身の申し出により、今年6月に証人尋問の日程も組まれていた。ところが、当日にまさかのドタキャン。そのまま裁判は結審し、11月下旬には判決の予定である。


■離婚裁判


 元会長敗訴の場合、莫大な賠償金の元手は元会長の個人資産となる。個人資産は主に、UEの株式を7割近く保有するファミリー企業「オカダHD(ホールディングス)」の46.38%の株式。現在、UEの株式時価総額は2160億円のため、保有割合から換算すると、実質的に680億円超の価値を有する。

 とはいえ、その個人資産も、三行半を突きつけられた妻から狙われている。現在79歳の元会長には1999年に再婚した31歳年下の妻がいるが、元会長がUEを放逐された翌年の18年以来、離婚裁判が続いているのだ。

 裁判で元会長は、毎月200万〜300万円をカードで自由に使わせたり、ハワイに妻名義で10億円以上の別荘も購入したと主張。妻には不貞の噂も絶えず、育児放棄も甚だしかったなどと落ち度も並べ立てていた。

 仮に離婚裁判で個人資産を奪われずに済んだとしても、UEが、株主代表訴訟で賠償命令が出たら、直ちにオカダHD株の仮差押えに着手する準備を進めているという。

 かつては長者番付1位も獲得したカリスマ経営者の老境は、創業した会社からも家族からも爪弾きにされ、悲愴感すら漂わせている。

「週刊新潮」2021年11月4日号「MONEY」欄の有料版では、岡田元会長をめぐる裁判について詳報する。

「週刊新潮」2021年11月4日号 掲載

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