「ユニバーサル岡田元会長」のユーチューブ作戦 長男との和解の手助けで「1億円プレゼント」

「ユニバーサル岡田元会長」のユーチューブ作戦 長男との和解の手助けで「1億円プレゼント」

「オカカズchannel」

■1億円差し上げます


 カリスマ経営者の老境は哀れを誘うものとなった。パチスロ機メーカー「ユニバーサルエンターテインメント(UE)」の岡田和生元会長がユーチューブに登場し、「復職を応援してくれた方1名に1億円をプレゼント」と、突拍子もない訴えかけを行っているのだ。

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「ユーチューブを始めた目的は、息子と再会して話し合いをしたいからです」

 とは、岡田元会長その人である。

「UE社長の富士本(淳)に洗脳されて、息子は私を悪人だと思い込み、いくらツテを頼っても頑なに会おうとしません。息子とパイプをお持ちの方は連絡をいただきたい。再会を果たし、私が会社に戻ることができたら1億円を差し上げます」

 かつて長者番付トップに立っただけに、カネに物を言わせて赤の他人の力を借りてでも親子関係を修復しようとしているわけだ。

 創業者である岡田元会長がUEを放逐されたのは2017年のこと。UEの7割近い株を握るのは香港にある「オカダホールディングス」なるファミリー企業だ。株主構成は岡田元会長46.38%、長男43.48%で長女が9.78%、残りは妻の0.36%である。

 突然、長男、長女がタッグを組んで過半数を握ると、岡田元会長を代表から解任。続けて、UEの株主総会で公私混同を理由に会長をお払い箱にしてしまったのだ。


■UEの実権


 そもそも、岡田元会長は2000年代、アメリカのカジノ王、スティーブ・ウィンとともに「ウィン・リゾーツ」を設立し、米国ラスベガスとマカオでカジノ経営に乗り出していた。この交渉過程でUEの富士本社長による背任や横領があったとして、元会長は社長の解任を決めた。しかし返り討ちにあい、会社を追い出されたという経緯がある。

 要するに、岡田元会長がユーチューブにアップするのは、長男と和解すればファミリー企業の代表に返り咲くことができ、再びUEの実権も握れるとの思惑からだった。

 だが、家族から見放され、会社からも追放されてしまった。ユーチューバーデビューで復活を期すカリスマ経営者の道のりは険しそうである。

「週刊新潮」2019年8月15・22日号「MONEY」欄の有料版では、ユーチューバーデビューした岡田元会長の証言を詳報する。

「週刊新潮」2019年8月15・22日号 掲載

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