谷中銀座「延命院」前住職が土地を奪われた背景に“男色” 不動産の処分めぐり日蓮宗宗務院への告発状も

谷中銀座「延命院」前住職が土地を奪われた背景に“男色” 不動産の処分めぐり日蓮宗宗務院への告発状も

延命院HPより

■“違う、こっちだよ”


 観光スポットの「谷中銀座」近くに広大な土地を有する日蓮宗延命院。「週刊新潮」2021年12月2日号「MONEY」欄ではその土地の開発計画にスキャンダルが隠されている事実を報じた。今回はその“取引”の全貌を詳らかにする。

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 延命院の土地の西側半分に大規模な開発計画が持ち上がったのは20年ほど前のこと。当時の下宮高純(こうじゅん)住職が、土木会社「日本造営」の横田昇社長に地上げを依頼。横田社長は「地上げする土地の名義を自分の会社に変えた方が交渉しやすい」と主張し、なぜか高純住職が承諾したのだ。

 土地の名義は延命院から日本造営へと次々に移された。結果として、横田社長は延命院からタダで土地を手に入れたうえ、それをノンバンクなどからの借金のカタにし、主に自らの資金繰りに利用していたと見られる。

 一時期、地上げに協力した延命院の檀家が、「週刊新潮」2021年12月2日号「MONEY」欄に続けて証言する。

「私のツテで地上げの資金繰りに協力していた業者が横田社長に面会しました。そのとき、業者が“1円も支払わずに土地を手に入れるなんて、高純住職に女でもあてがったのですか?”と軽口を叩いた。すると、横田社長は親指を立て、“違う、こっちだよ”と。続けて、“タイの男を3人世話した”と打ち明けたのです」

 つまり、延命院は“男色”を背景に次々と土地を奪われていたことになる。


■同性間の情交関係


 そのため、地上げにかかわった檀家として、東京弁護士会の紛争解決センターに「あっせん・仲裁申立書」を提出することにしたという。

 申立書では、横田社長と延命院の弁護士に対し、土地売買の根拠とされる同意書の開示を求めた。と同時に、前住職が不正な土地取引を放置した理由として、〈横田社長に“性的興味を満足させるために、同性間の情交関係を周旋”されたことも関係する〉と指摘している。

 しかし、この申し立ては延命院の弁護士の急逝によって頓挫。次なる手段は、告発だった。

「本来、日蓮宗の寺院が不動産を処分するには宗務総長である代表役員の承認を受け、檀家らには事前にその旨を告知しなければなりません。高純前住職はそれに違反し、しかも、結果的にタダで土地を譲り渡した。横領にも問われかねない行為なので、11月10日付の告発状を日蓮宗宗務院に送付したのです」

「週刊新潮」2021年12月9日号「MONEY」欄の有料版では、土地取引の経緯と横田社長の主張を詳報する。

「週刊新潮」2021年12月9日号 掲載

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