300億円詐取メンバーに“激辛女王”「鈴木亜美」の夫も加担 中高年女性を狙う投資話にご用心

300億円詐取メンバーに“激辛女王”「鈴木亜美」の夫も加担 中高年女性を狙う投資話にご用心

飯田オーナーは俳優としても登録(事務所HPより)

■箔付けに昭恵夫人


 警視庁捜査2課に、セミナー運営会社「Regolith(レゴリス)」の飯田正己オーナーら3人が詐欺容疑で逮捕されたのは、2021年11月のこと。12月に不起訴処分となったものの、飯田オーナーは投資詐欺紛いの商法で知られた人物である。その「側近」が、バラエティ番組で「激辛女王」として再ブレイク中の歌手、鈴木亜美の夫だったことは知られていない。

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 鈴木が5年前に結婚したK氏は、ブライダル会社を経て、15年4月、「ロゼッタHD(ホールディングス)」に転職している。このロゼッタHDでトップを務めていたのが、飯田オーナーだった。

 同社は、中高年女性をターゲットにして資金を集めていた。傘下の会社が運営するイベント団体「Hana倶楽部」に参加した会員に、1〜3割の配当を約束したうえでゲーム機やミネラルウォーターへの投資を持ちかける商法を展開。会員向け季刊誌「Brilliant」には安倍晋三元首相の昭恵夫人らを登場させて箔付けに使い、300億円近く集めたと見られる。

 だが配当はおろか元本も返済されず、被害者が続出。会員に自殺者も出て社会問題化したため、事業を引き継ぐ別会社として設立されたのがレゴリスである。16年7月、K氏はレゴリスの取締役になり、複数のグループ会社でも代表に就いた。


■瓜二つの被害


 先に触れた飯田オーナーら3人の逮捕は、都内在住の女性に架空の高齢者施設事業をもちかけ、所有不動産をノンバンクからの借金の担保に差し入れさせた疑いだった。同じ女性から1億円を騙し取ったとして再逮捕もされている。結局、詐欺の立証に困難が生じて3人は不起訴となったが、K氏は、このケースと瓜二つの被害を生み出していた。

 レゴリスの元幹部が打ち明ける。

「Kは名古屋市内に住む77歳女性に、“レゴリスはシニア世代向けの社会貢献事業を展開しています”と売り込みを図りました。そのうえで、“長野にシニアのための施設を建設する予定で、その資金援助をお願いできませんか?”と持ちかけたのです」

 名古屋の女性はK氏の口車に乗せられて資金を出し、担保のための不動産も差し出した。その被害総額は7600万円にも上る。

 K氏は逮捕を免れ、レゴリスのメンバーはシャバに戻った。世の中高年女性は引き続き、甘い投資話にご用心を。

「週刊新潮」2022年1月13日号「MONEY」欄の有料版では、K氏が担った役割とその手口を詳報する。

「週刊新潮」2022年1月13日号 掲載

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