
白血病公表の元ソフトバンク・攝津正氏が訴訟沙汰 ご近所との『全面戦争』に
2022年04月19日 06時50分 デイリー新潮
2022年04月19日 06時50分 デイリー新潮
2022年04月18日 10時56分 デイリー新潮
苦難を乗り越え……
自らが白血病であることを公表したかつてのソフトバンクのエースが、さらなるトラブルに見舞われている。福岡県糸島市の自宅に設置した「塀」を巡り、訴訟に発展しているのだ。
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ソフトバンク在籍時代に5年連続で開幕投手を務め、また沢村賞を受賞するなど活躍し、2018年シーズンを最後に引退した攝津(せっつ)正氏(39)は昨年1月、慢性骨髄性白血病であることを公表している。本人はインタビューで、
〈正式に病名を告げられた瞬間は、「死ぬのかな」と思いました。でも先生に「大丈夫です。今は治せる病気なので」と言われて〉
と語り、2児の父であるいまは仕事を続けながら闘病中の身。その攝津氏にさらに振りかかっているのが、ご近所トラブル訴訟だ。
「3月28日に福岡地裁で攝津さんが当事者の裁判の判決があったんです」
と司法に詳しいジャーナリスト。きっかけは玄界灘を見下ろす福岡県糸島市の別荘地帯に攝津氏が自宅を建てたことだった。
「この別荘地は芸能人や財界人にも人気で、攝津さんが土地を購入後、自宅が完成したのは2017年の6月のことでした」(同)
実は自宅での暮らしぶりについて、昨年8月放送の日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」が特集している。放送によれば自宅は約350平方メートルの2階建てで庭は520坪。歩いて5秒で海という絶景のロケーション。釣り好きの攝津氏が「ここなら」という思いで購入したそうだ。
事情を知る関係者が言う。
「その自宅をL字形に囲む高さ2.5メートル長さ50メートル弱のコンクリートの塀が作られたことがトラブルの原因でした。このような塀を設けることは環境や景観を保護するために管理組合で禁じられている。こうした規約は他の別荘地でも珍しくありません」
元プロ野球選手ゆえ、プライバシーを守るために塀を設置したのだが、
「組合から攝津さんサイドに塀を撤去するよう交渉するも応じてもらえず、組合は塀の撤去と損害金200万円を請求する民事裁判を起こしたのです」(同)
しかし、それまでの過程で事態はさらにこじれることになる。組合側は要求に応じない攝津氏サイドに対し、訪問目的の知人や業者、仕事先の車両の乗り入れを禁止し、さらにライフラインである水道を停止すると通知を行った。
これにより、攝津家は知人らの往来が7カ月以上にわたり遮断される事態になったという。水道は停止されなかったものの、反発した攝津氏サイドは地裁に仮処分を申し立て、組合が訴訟を提起した後、計550万円の損害賠償を求めるために反訴したのである。
いわば、ご近所との「全面戦争」となってしまったのだ。で、その判決は、
「組合側の主張が認められ、塀の撤去を命じるものでした。ただ、攝津さんサイドは組合に40万円を、組合は攝津さんに44万円を払えと命じられ、損害賠償は両成敗に」(先のジャーナリスト)
攝津氏サイドに一連の経緯について尋ねるも回答はなく、組合の代表理事も、
「まだ判決が下ったばかりですし、詳しいことは申し上げられないのです」
「週刊新潮」2022年4月14日号 掲載
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