藤井聡太五冠が「人間将棋」にコスプレ姿で初登場 終始ハイテンションな様子

藤井聡太五冠が「人間将棋」にコスプレ姿で初登場 終始ハイテンションな様子

記念写真におさまる佐々木大地六段と藤井聡太五冠

■山形県天童市の春の風物詩“人間将棋”


「本日は天童にお招きいただき、大変うれしゅうござる」

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にでも出てきそうな言い回しは、藤井聡太五冠(19)のセリフである。しかも、いつもとは打って変わった朗々とした声であることに加え、キャラまで普段とは違った様子で……。

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 将棋駒の名産地として知られる山形県天童市。人間を駒にして対局する“人間将棋”は天童の春の風物詩だ。コロナ禍により中止が続いていたが、4月16日から2日間、3年ぶりに開催された。

 その人間将棋の対局者として、このたび初登場と相成ったのが藤井五冠であった。


■藤井五冠が大声で開戦を宣言!


 しきたり通り、武将に扮した藤井五冠は“西軍”の大将に。対する“東軍”の大将は、公式戦では五冠と2勝2敗と互角の、佐々木大地六段が務めた。

 藤井五冠が、普段の様子からは想像できないほどの大声で、「いざ、尋常に勝負!」と開戦を宣言。対局がスタートした。このイベントでは、一手ごとにコメントするのがルール。それに従い、

「大変よい気分じゃ」

「人が悪い」(解説者に対して)

「隙があるのではないか」(佐々木六段に対して)

 などなど、五冠は人が変わったように饒舌だった。


■スーツ姿に戻ると、キャラもいつも通りに


 終盤になると、時おり真剣な面持ちになってコメントを忘れる場面も見られたが、解説者が「(五冠には)聞こえていないかもしれませんが……」と話し始めると、すかさず「聞こえておるぞ!」と絶妙な間でツッコミを入れるシーンも。

 対局にも快勝し、満足そうに駒たちをねぎらうと、記念撮影では抜刀してのポーズまで披露してくれた。どちらかといえばシャイな印象が強い藤井五冠も、武将姿の効果もあって、終始ハイテンションな様子だった。

 もっとも、イベントが終わり、スーツに身を包むといつものおとなしい彼に早戻り。もちろんこちらが真の姿である。今回は、あくまでもこれも将棋普及のためと割り切って役を演じ切ったのだろう。ともあれ意外なノリの良さを見せた藤井五冠の今後ますますの活躍に期待したいところである。

撮影・西村 純

「週刊新潮」2020年4月28日号 掲載

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