「天皇陛下生前退位」「眞子さん婚約」をスクープ NHK敏腕「社会部 宮内庁キャップ」がついに“退任”へ

■秋篠宮さまとの関係は?


 当時の天皇陛下の生前退位や眞子さんの婚約を次々にスクープし、皇室報道をNHKの独壇場にしてきた社会部の橋口和人キャップが、ついにその任を解かれるという。

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 橋口キャップは1991年入局で、愛子内親王が誕生する際の性別や、紀子さまの悠仁親王ご懐妊、当時の天皇陛下の生前退位、眞子さんの婚約といったニュースを、いの一番に報じてきた。そのディープな取材ぶりから「上皇陛下の体温を知る男」と他社からは恐れられる存在に。

 眞子さんの婚約スクープを放った際には、解説者としてニュース番組に登場。小室圭さんとすでに2度面会したことも明かしたうえで、「知的で温厚な好青年という印象を持ちました」と伝えるなど、他の追随を許さなかった。あるNHKの関係者は、次のように話す。

「平成の皇室報道では無双状態で、他社は常に周回遅れの格好でしたね。『どこから情報を引っ張ってきているんだろう』と、他社の記者はいつも悔しそうにこぼしていました。病院や医療関係者と深い関係を築いていたことから、紀子さまのご懐妊をスクープできたなどといった見方がありました」

■情報が取れなくなってきて


「生前退位報道に関しては、“最終的に秋篠宮さまから確認を取っているはずだ。そうでなければ報じられないレベルの話だ”との声も少なからずありました。長年、秋篠宮さまを情報源にしていると見られていたわけですが、近頃、ジャーナリストの江森敬治氏が上梓した書籍『秋篠宮』(小学館)では、宮さま自身が“(橋口氏のことを)テレビの中でしか見たことがない”と否定されていたのが印象的でした」(同前)

 その実力は宮内庁を担当する前から定評があったようで、こんな話も。

「北朝鮮に娘を拉致された横田滋さん・早紀江さん夫妻から厚く信頼されていました。他社の記者が朝5時から取材現場に顔を出すところを、3時から待ち構えているといったようなこともありました。誰しも記者なら取材先にどのように食い込むかを考えますが、それがとても上手だと評されていましたね。関係先に『松葉ガニ』を送ることでも知られていました」(同前)

 とにかく仕事熱心で努力家。一方で個人プレーが多く、部下を育てるなど、いわゆる上司的な役回りにはあまり興味を示すことがなかったという評も。

 そんな生涯一記者が宮内庁キャップを担って10年以上にもなるというが、いよいよその任を解かれるという。


■他社に行く


「そろそろ……という話はずっとありました。かなり自由にやってきたとか年齢的なものもありますが、情報が取れなくなってきていると判断されたようです」(同前)

 と、別のNHK関係者。スクープ記者がずっとスクープを取り続けられるかというと、なかなかそれも難しいところだろう。

「本人は強く残留を希望していましたが、後見人的存在だった小池英夫NHK専務理事が大阪局長に就任して東京を離れたということも痛かったかもしれません。本人はかなり抵抗し、“辞めて他社に行く”とも言っていたそうですが、それも落ち着いたようで、今後は社会部を出て、解説委員などを担当することになると見られています」(先の関係者)

 新たな人生の岐路に差し掛かっているようだが、これでホッとしているのは宮内庁職員か、それとも同業他社の記者たちか。

デイリー新潮編集部

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