「雅子新皇后」の試練は「トランプ」おもてなし? 英語がご堪能ゆえの不安

「雅子新皇后」の試練は「トランプ」おもてなし? 英語がご堪能ゆえの不安

雅子妃

■「雅子新皇后」の試練は「トランプ」おもてなし(1/2)


 およそ200年ぶりとなる天皇陛下の生前退位ののち、5月には皇太子さまが新天皇に即位される。いまだ療養が続く雅子妃は皇后となられ、新たなご公務にも取り組まれることになるのだが、その手始めが、傍若無人を絵に描いたような“あの男”なので……。

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 昨年末の天皇誕生日、皇居には8万人の参賀者が集い、さらに今年の新年一般参賀では15万人余りが駆け付けた。いずれも平成では最多となったのだが、令和の代を迎えて間もない5月4日に予定されている新天皇・新皇后のお出ましは、いかが相成るであろうか。

 遡って2月、皇太子さまは59回目のお誕生日を迎えられるにあたり、会見で雅子妃について以下のように仰っていた。

〈活動の幅が、少しずつではありますが、着実に広がってきていることを、本人もうれしく思っております〉

〈一生懸命努力をしながら快復に努めておりますので、何かいい取組に将来出会うことができれば、私も大変うれしく思います〉――。

 2003年の冬に帯状疱疹を発症し、治療ののち静養に入られた雅子妃は、翌年「適応障害」と診断され、今に至るまで長期療養が続いている。この間、ご体調は一進一退を繰り返しながらも、最近はご快復の兆しも窺え、

「14年10月、オランダ国王夫妻の来日にあたり、11年ぶりとなる宮中晩餐会へのご出席を果たされました」

 とは、宮内庁担当記者である。続けて、

「昨年秋には、恒例の園遊会で15年ぶりに全行程にご参加なさり、また平成最後となった元日の『新年祝賀の儀』にも、実に16年ぶりに出席されています。新皇后となられる日が近づくにつれ、おのずとご覚悟が定まってきたのは間違いありません」

 現に、さる宮内庁関係者はこう言うのだ。

「雅子妃殿下は昨年5月、皇后さまが長年続けてこられた養蚕を引き継ぐべく、皇居内の紅葉山御養蚕所をお訪ねになりました。そこで皇后さまが、手ずからご教示なさったことにいたく感激しておられました。また同じ頃、妃殿下が15年ぶりに出席された日本赤十字社の全国大会では、名誉総裁を務められる皇后さまが壇上で、“次はこの人に”と聴衆にご紹介なさるかのように妃殿下の腕に手を添えられる場面もあった。これもまた、御代替わりに向け、大いに妃殿下の自信につながったことと拝察されます」

 その一方で、改元を控えた政府は慌ただしい。安倍首相は2月22日と3月29日、内奏のため御所に参内するとともに、東宮御所に皇太子さまを訪ねている。さらに「令和」が発表された後の4月8日にも、そのご報告を兼ねて東宮御所を訪れているのだが、とりわけ、

「皇太子さまとの3回に及ぶ面談の場では、元号発表についての手順などとともに、新天皇となられて最初の大きな日程であるトランプ大統領の来日についても、話題が及んだとみられています」(全国紙デスク)

 とのことで、

「前回、一昨年11月にトランプが来日した際は、国賓より2段階下の公式実務訪問賓客という扱いであり、両陛下と会見はしたものの、宮中晩餐会は催されませんでした。ところが今回は、5月25日から2泊3日で国賓としての来日が予定されているのです」(同)

 従って、首相から皇太子さまに“ご案内”があったことは想像に難くない。

「トランプはかねて、大相撲の観戦を希望しています。26日は五月場所の千秋楽。これを安倍総理とともに観戦し、土俵上で優勝力士に賜杯を渡したい、などと口にしている有様です」(同)


■英語がご堪能


 そうしたワガママを叶えるべく目下、両国政府が調整中というのだが、こうしたアピール好きのお騒がせ男を国賓として迎えるとなれば、皇室もまた、格段の注意を払わねばなるまい。公式実務訪問だった2年前、トランプ大統領は迎賓館で安倍首相夫妻が出迎える中、自衛隊の栄誉礼を受けた。が、前出の宮内庁担当記者によれば、

「国賓となれば、両陛下ご出席のもと、毎年の一般参賀が行なわれる皇居・宮殿の東庭で歓迎行事に臨むことになります」

 その後は宮殿で両陛下と会見し、夜には宮中晩餐会が催される。宴の時間はおおむね2時間程度だが、米国や英国などの国賓では、3時間近くに及ぶこともあるという。

「最終日には、両陛下が相手の宿泊先を訪問され、ご挨拶をなさいます。14年のオバマ大統領来日の際は、両陛下はホテルオークラまで出向かれ、しばしご歓談ののち、お別れをなさっていました」(同)

 こうした一連の「おもてなし」を、来月は皇太子さまと雅子妃が受け持たれることになるわけだが、先の宮内庁関係者は、

「殿下はもちろん、妃殿下もまた、強い意欲をお持ちのように窺えます」

 というのだ。雅子妃はハーバード大卒で、英語がご堪能なのは言うまでもない。ご結婚前には外務省の北米局に在籍していらしたのだから、まさしく皇太子さまが会見で仰った“いい取組”にあたるのではないか。

「妃殿下は大統領の滞在中、殿下とお揃いで各行事にフル出席なさるのは間違いありません。そのお気持ちが伝播したかのように、5月以降、多くの職員が侍従職へとスライドすることになる東宮職もまた“自分たちが新しい天皇皇后をお支えするんだ”と、にわかに活気づいているのです」(同)

 が、何しろ相手はトランプである。一昨年、御所で陛下と会見した折には、帰り際に握手をしたのち、陛下の右腕を自身の左手でポンポンと親しげに触ってみせるなど“不測で不遜”が服を着て歩いているような国家元首なのだ。

「そうした人物を相手に妃殿下は、初めての国賓ご接遇という重役を果たされなければならない。予期せぬ事態を迎えた時、果たして笑みを絶やさずにお過ごしになれるかどうか……」

 と、宮内庁関係者が懸念するのもむべなるかなで、英語がご堪能なゆえにつらくなり得るのだという。

「晩餐会では、彼を挟む形で新天皇と新皇后が着席なさることになる。トランプは日頃から酒は一滴も飲まないと公言していますが、『有名人なら女性を好きにできる』など、本国では女性蔑視発言でつとに知られています。歓談中に興が乗って場に相応しくない低俗なジョークを飛ばさないとも限りません。そうした時、妃殿下はどう受け止められるのでしょうか。あるいは、後々ストレスとならなければいいのですが」(同)

「週刊新潮」2019年4月25日号 掲載

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