眞子さま婚約騒動、NHKに情報をリークしたのは秋篠宮さまだったのか

 この11月30日、54歳の誕生日を迎えられた皇嗣・秋篠宮文仁親王。毎年恒例の誕生日前の記者会見だが、新聞の一面を飾った昨年とは打って変わり、今年は各紙とも社会面での小さな扱いだった。「大嘗祭」などの即位行事が「無事終わり安堵」(毎日、産経、日経)、「儀式に緊張」(読売)などの秋篠宮さまの感想を紹介した上で、昨年来の「ご心配事」について繰り返して報じたに過ぎなかったのである。

 ここ数年の会見での発言を振り返っておこう。52歳となられた一昨年、2017年の記者会見では、天皇(現・上皇)が1年半後に生前退位することがすでに決まっており、もっぱら「皇嗣」という立場に前向きな姿勢を見せていた。

「今までに例が見られないことでも、まだ想像がつかないところもかなり多くあります。始動していく中で、様々に試行錯誤をしていくことになるのではないかなと思います」

 この年の会見はおおかた良好だった。眞子さまの婚約者・小室圭氏についても「非常に真面目な人だというのが第一印象でした。娘の立場もよく理解してくれている」と評価していた。国民の誰もが、眞子さまのお幸せを楽しみにしていたと言ってよいだろう。

 ところが1年後の記者会見では、様相は一変する。その年2月、眞子さまの結婚が「2020年まで延期されること」が発表されていたのだ。小室氏と母親の金銭スキャンダルが原因だった。会見で秋篠宮さまは次のように、父親としての苦しい胸の内を吐露している。

「やはり今いろんなところで話題になっていることについてはきちんと整理をして、問題をクリアするということになるかもしれません」

「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、私たちは婚約にあたる納采の儀を行うことはできません」

 そして世間が仰天したのは、すでに10カ月後に予定されていた「大嘗祭」についての発言だ。記者会から事前に提出された質問事項ではなく、会見の終盤に即興で飛び出した追加の質問に答える形だった。

「(大嘗祭のような)宗教行事と憲法との関係はどうなのかという時に、(国費ではなく)私はやはり内廷会計(天皇家の私費)で行うべきだと思っています。できる範囲で、言ってみれば身の丈に合った形で行うのが、本来の姿ではないか」

 しかも、宮内庁長官にそのように意見したにもかかわらず、長官は「話を聞く耳を持たなかった」とまで批判してみせたのである。まるで子供レベルの言いがかりだが、予定外の一方的な発言に、「殿下、それはないでしょう」という宮内官僚たちの嘆き節が聞えてきそうだった。

 どうしてこういうことになるのか。会員制雑誌「選択」の名物連載をまとめた『日本の聖域 シークレット』(以下、〈〉内引用は同書)では、現・上皇の学友による「秋篠宮評」を紹介している。

〈「勝手に(イギリス)留学を切り上げて帰国し、昭和天皇の喪中に婚約したわがままぶりをみても、いかがなものかと考えていた」

 この人物は、秋篠宮について皇太子や(妹の黒田)清子さんと比較して「問題児」とまで言い切る〉

 秋篠宮さまは学習院大学法学部を卒業後の2年間、オックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジ大学院に留学し、魚類に関する分類学を学んでいた。紀子内親王との婚約内定が突然発表されたのは1989年8月。翌年1月12日には「納采の儀」を執り行っている。昭和天皇の喪が明けた、わずか5日後のことだった。

〈よくも悪くも自由奔放に生きてこられたのが秋篠宮なのである。3人の子どもにも同様の教育をしてきた。今回の眞子さまの一連の騒動をみても、17年突如としてNHKに(婚約の)情報をリークしたのは秋篠宮本人というのが衆目の一致するところだ〉

 しかも秋篠宮さまは〈女性宮家創設の議論がある中、眞子さまが降嫁(民間に嫁ぐこと)することがどのような影響を与えるのか、たいして考えていない〉(あるベテラン記者)というのである。つまり「退位特例法」にも明記された、「女性宮家の創設」である。これは天皇家の強い意向とされており、その次男坊が長女を真っ先に皇室から外に出そうというのだから、周辺は戸惑うばかりだ。

 先の誕生日前の会見で「大嘗祭への公費支出には反対」と昨年の発言を繰り返した秋篠宮さま。しかし、代替わりの一連の儀式・行事もつつがなく終了した今となっては、その言もトーンダウンせざるを得ない。

 来年に延期された小室氏との結婚だが、実際にはすでに破談状態だという。それを半ば認めるように、今年の会見で秋篠宮さまは次のように発言している。

「結婚の見通しは、昨年お話ししたことと変わっておりません。ただ、この次の2月で2年経つわけですね。昨年の2月に今の気持ちを発表しているので、何らかのことは発表する必要があると思っております」

 しかし、「小室家とは連絡をとっていない」というのだ。状況が進展していないどころか、手をこまねくばかりで、何の努力もしていなかったのである。「悲劇のプリンセス」の物語は、こうしていったん収束するのだろうか。

 その2月には、天皇陛下の60歳の誕生日が控えている。そして4月19日、皇居宮殿において「立皇嗣の礼」が執り行われる予定だ。

デイリー新潮編集部

2019年12月4日 掲載

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