美智子さま吐血の原因は「週刊誌報道のストレス」ではなく「小室圭さん」「進まぬお引っ越し」

美智子さま吐血の原因は「週刊誌報道のストレス」ではなく「小室圭さん」「進まぬお引っ越し」

「つらい」と漏らされていた上皇后さま

■「美智子さま」吐血を週刊誌に責任転嫁した宮内庁(2/2)


 上皇侍従次長は、12月13日、美智子さまが9月半ば以降にたびたび嘔吐され、原因には「週刊誌報道のストレス」がある旨をレクで述べた。天皇皇后両陛下との“二重権威”を指摘する記事を指してのものだが、しかし、二重権威が生じていると国民の目に映ってしまうのは、宮内庁の体たらくのためではないのか。

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 今ではなし崩しとなっているが、御代替わりを迎えるにあたっては、「あたかも2人の天皇がいらっしゃるかのような錯覚を世間に生み出す事態は避けねばならない」(宮内庁担当記者)というのが宮内庁の方針だったという。

 また、上皇ご夫妻は公的ご活動から退かれるとの原則も打ち出しており、10月23日の茶会へのご出席は「私的お出まし」と位置付けられた。ところが当日は、重要行事へのご出席の際に用いられる「上皇旗」をお車に付けて赤坂御所へと向かわれたとも報じられているのだ。さらには、

「台風19号の被害を考慮して祝賀パレードが延期された一件も然りです。天皇皇后両陛下が大きな被害に心を痛めておられたのはもちろんですが、美智子さまもまた、同じく被害を案じておられました」(皇室ジャーナリスト)

 それもあって宮内庁は10月15日、5日後にお誕生日を控える上皇后さまの祝賀行事などをすべて中止すると発表したのだが、

「同時に、被害状況についての美智子さまのご心痛も紹介され、大々的に報じられました。結果として、美智子さまの強いお気持ちがパレード延期という“流れ”を作ったと捉えられてもおかしくない状況となってしまったのです」(同)

 こうした事態もまた、調整次第で防げるはずだったといい、

「一般にはなかなか窺い知れない、宮中でのできごとを正確に報じるのもメディアの役割です。本来あるべき皇室のお姿が、宮内庁の不作為によってイレギュラーな形になっているのであれば、その事実を伝えないわけにはいきません」(同)

 メディアへの責任転嫁など、筋違いに他ならないというのだ。


■数々のストレスが


 レクを行った高橋美佐男・上皇侍従次長、そして上皇職のトップである河相周夫侍従長にそれぞれ問うと、

「報道室を通してください」

 そう口を揃え、さらに17日付で退任した山本信一郎・前長官に至っては、当日の朝、

「私、もうやめるので」

 などと苦笑するばかり……。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。

「ひとくちにストレスと言っても、高輪へのお引っ越しの膨大な作業もあり、政府がなかなか進めようとしない皇位の安定的継承に関する議論の行方もある。また、秋篠宮家の眞子さまと小室圭さんとの納采の儀が宙ぶらりんという状況は平成から続いており、ご退位の儀式でのお疲れが残っている可能性もあります。考えられる要因は多くあるのに、今回の宮内庁の発表は、それらを無理にメディアのせいにしているようにも感じます」

 その内情はといえば、

「上皇さまと上皇后さまは、天皇皇后両陛下のためにもご自身方が目立ってはいけないとお気をつけてこられました。お振る舞いが二重権威と捉えられるなど、まったく望んでおられないことで、そのご意向に沿って宮内庁が動けていればそうした事態は生じません。生じているのであれば、かつてお仕えした人や現在お仕えしている人の思い入れが原因だと考えられます。ですが、それは決してご夫妻の本意ではないのですから、感情に流されてはならない。その点は常に注意を払わなければいけないのです」

 宮内庁のホームページでは、職務について、

〈《天皇皇后両陛下を始め》皇室の方々の宮中における行事や国内外へのお出まし、諸外国との親善などのご活動やご日常のお世話(中略)などがあります〉(《》・編集部)

 との説明がなされている。お世話をすべき立場で、新たな苦しみを生み出すなど本末転倒も甚だしい。

「週刊新潮」2019年12月26日号 掲載

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