6代目山口組・高山若頭宅を襲った、史上最高齢ヒットマンは76歳!

 三重県桑名市の住宅街で銃声が鳴り響いたのは2月2日午後1時半頃のことだった。銃口の先にあったのは、6代目山口組ナンバー2、高山清司若頭(72)の別宅。銃刀法違反容疑で逮捕された谷口勇二(76)は、史上最高齢のヒットマンと囁かれている。

 取り調べに対して、谷口は6代目山口組と対立する神戸山口組の中核組織「山健組」傘下の元組員だと供述しているという。

 捜査関係者が言うには、

「山健組組員2人が昨年10月、神戸市内で6代目山口組傘下『弘道会』系のヒットマンに射殺されました。高山若頭は弘道会2代目会長だったので、今回は明らかに報復行為とみられています」

 昨年10月のヒットマンは68歳だったが、谷口は76歳なので8歳も高齢記録を更新した計算になる。

『暴力団』などの著書がある、ノンフィクション作家の溝口敦氏は、

「昔は10〜20代の組員が若い衆だったが、今は40〜50代でそう呼ばれる組員もいる。暴対法でシノギがきつくなり、若者が組に入らないのです」

 全国的に組員の平均年齢は上昇傾向にある。例えば、福岡県では“最強の武闘派”と呼ばれる工藤会を含めた県内暴力団員の平均年齢は48歳。5年前に比べて5歳も上昇しているという。

「ヒットマンも、かつては若い組員で“クサイ飯”を7〜8年喰った後、シャバに出てきて役職や自宅を与えられていました。今は組織維持のために若い組員の長期服役を避けたいので、高齢の組員がヒットマンに選ばれているんです」(同)

 彼らに報酬は出るのか。

「裁判で無期懲役になる可能性が高く、年齢を考えればほぼ獄中死する。組は、組員の残された家族に生活できるだけの金を渡すのです。68歳のヒットマンは、5千万円の報酬を手にしたと噂されています」

 政府は先頃、高齢者就労支援の関連法案を閣議決定した。はからずも、裏社会では目下、シニアが現役バリバリというわけだが、参考になる……はずもあるまい。

「週刊新潮」2020年2月20日号 掲載

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